About us
ホープ・コネクション Inc. はオーストラリアに住む日本人の生活を支援することを目的として設立された非営利・非宗教の社会福祉団体です。保持しているビザの種類に関係なく、すべての日本人とその周囲の人々を対象として社会福祉サービスを提供する団体です。Hope Connectionという名称には、コミュニティーの中で互いに支えられる繋がり、"Connection" を作っていきたいという私達の想いが込められています。私たちの活動は全てボランティアと公的資金援助と寄付によって賄われています。
ホープ・コネクション Inc. は1994年に当時メルボルンに滞在していた精神科医によって設立された「オーストラリアに住む日本人のメンタルヘルスを考える会」という研究会をその起源としています。この研究会には異文化適応と精神衛生の問題に関心を持つ日本人が参加し、初期には日本人の異文化適応に関するワークショップやその他さまざまな会合を主催しました。またその活動の一環として1995年には Victorian Transcultural Psychiatric Unit (VTPU) と共に異文化適応と精神衛生の問題についての研究会を開催しました。
活動を進めていくにつれ、研究会は日本人コミュニティーの中に社会適応・異文化適応に関する様々な問題が存在しており、実際に援助を求めている人々がたくさんいることを知るようになりました。1995年に研究会が行った調査によると、オーストラリアという異なった社会・文化への適応に何らかの悩みを持つ日本人が多数いることが明らかになっています。そこで研究会は会員相互の勉強会的なものから、日本人コミュニティー全体にサービスを提供する方向へとその活動の形を変えていきました。
1996年に研究会は Hope Connection Inc. という名で非営利法人としてビクトリア州政府に登録され、グループとして最初のサービス、日本語による無料電話相談を開始しました。また、オーストラリアでの生活にまつわる様々な情報を発信するためのセミナーも定期的に開催するようになり、季刊ニュースレターにもそういった情報を掲載して日本コミュニティーにお届けするようになりました。その後、時代は電話や刊行物から電子メールやインターネットと移り変わり、それに伴って電話相談はメール相談に、ニュースレターはホームページやFacebookへと形を変え、現在に至っています。
2008年からはシニアの方々を中心とする集い「鈴の会」を始めました。毎週一回集まって、日本語でのお喋りを楽しみながら、いろいろなアクティビティーを行なっています。中心はシニアの方々ですが、年齢も国籍も関係なくどなたでも参加していただける会になっています。