ニュースレター 20号

ホープコネクションからのごあいさつ

 新年あけましておめでとうございます。

 おかげさまでホープコネクションは、昨年創立満5周年を迎えることができ、ささやかではありますが、日ごろの活動の蓄積から得られた情報をもとに、「メルボルン暮らしのリソ-スファイル」をニュースレター18号とともにお届けすることができました。今日までコンスタントに活動を続けてこれましたのもコミュニティーの皆様の励まし、ご協力があってこそと会員一同心をあらたにしております。わたしどもの活動に対しまして、在メルボルン日本国総領事館より感謝状をいただきましたことも、ここにご報告させていただきます。

 21世紀の幕開けとなった昨年は信じられない出来事が起こり、世界中の人々の心を重くし、私たちの生活にも暗い影を落としました。まだまだ問題は解決されたわけではなく、私たちの不安は募るばかりです。こういう時代こそ身近にいる家族、友人たちと心をひとつにして一日一日を大切に生きていくことが大事ではないでしょうか。ここオーストラリアはマルチカルチャーの国です。日本とは違い、いろいろな人種の人たちがお互い干渉せず尊重しあって暮らしています。肌の色、習慣、宗教、言葉の違いを超えてコミュニケーションができるということは今 本当に世界が必要としていることだと思います。私たちがここオーストラリアに住んでそれを実践できることはとてもすばらしいことだと思いますが、時には言葉の壁、ちょっとした行き違いから問題が起きてくることもめずらしくありません。ホープコネクションはそういう方たちの窓口となり、少しでもオーストラリアで暮らす日本人の方々のお役に立ちたいと考えています。新年にあたり、心も新たに活動していきたいと思っておりますのでこれからもどうぞよろしくお願いいたします。

日系コミュニティー団体紹介

Japan Club of Victoria (JCV)

 Japan Club of Victoria Inc.(JCV) は日本名でヴィクトリア日本クラブと呼ばれ、1982年に発足しました。会は会員同士の親睦、相互援助、また、豪州および、他のエスニック団体との文化、教育交流、地域社会へのボランティアー活動などを目的とした非営利団体です。1997年に法人登録を行い、ますます豪機関からの日本文化に関連した照会も増えてきており、豪日文化交流の橋渡しの団体として重要性も増してきました。

 活動には、隔月のニュースレター発行、旅行、日帰り旅行、運動会、講演会、ワークショップ、ジャパンフェスティバルなどの行事、「婦人部」や「実りの会」などJCV活動の中心的存在の分科会、日本文化紹介などのボランティアーを活発に行っております。関連団体で野球チームの「フェニックス」なども、JCV活動を盛り上げてくれています。

 JCV会員のバラエティーに富んだ技術や能力はそれぞれのイベントを支えています。その最たるものが「ジャパンフェスティバル」と言えるでしょう。

 ジャパンフェスティバルも今年で3回目を迎えることになりました。皆様のご愛顧により年に一度の一大行事として定着し、メルボルンはもとより、ヴィクトリア州各地から見物人が訪れます。2001年はたった4時間のホール入場者が 3000人を数え、入りきれない人も出るほどでホール中エネルギーに満ち溢れていました。次回はメルボルン総領事館、ホワイトホース市の強力なサポートと、メルボルン商工会議所、メルボルン日本人会、豪日協会、日本人学校などとの協力体制で規模も数倍大きくなり格段に充実したフェスティバルになる予定です。ホワイトホース市の姉妹都市の松戸市の参加も期待されます。入場数も 5000人から 8000人を予想しています。

 内容は、太鼓、琴などの和楽器演奏、コーラス、日本舞踊、武道のデモンストレーション等の舞台、華道、茶道などの展示、寿司、焼き鳥、たこ焼きなどの日本食屋台、食料品、日本関連品の展示販売、ガレージセール、児童の作品展示、その他の実演販売などプロ、アマを問わない自由な発想で会場を埋める予定です。

 参加希望、ボランティアー希望、お問い合わせの方は下記までご連絡ください。

場所:BOX HILL TOWN HALL

   1022 Whitehorse Rd, Box Hill (Melway 47E9)

日時:2002年5月12日(日)午前10時から午後5時

入場料:大人$2. 子供$1、家族$5(大人 2名+子供 3名)

但し入場回数制限なし

お問い合わせ:

演技部門:坂本敏範 Email:toshijun@netspace.net.au ・ : 0421-307-236

出店部門:光永 大 ・:03-9670-9683 (鳥松レストラン)      午後3時〜6 時、9時 30 分〜 11 時

その他: 古川玲子 E-mail:toshi@netspace.net.au ・ : 0414-533-495

賃貸住宅の借り方 -家探しから引っ越しまでの ABC-

 貸家を借りるには、まず

(1)プランをたてる

A) 予算 

引っ越し代、プラス2ヶ月分のレントが契約時に必要。

B) 住居の形態とエリア

フラットか一軒家か、どんなエリアに住みたいかを決める。

C) 情報を集める

毎週土曜日のThe AgeにあるReal Estateセクションを見るとか、イエローページで住みたい地域の不動産屋を探して電話で問い合わせる。

インターネットで調べるのも便利。   http://www.property.com.au

http://www.realestate.com.au

 

(2) 物件のインスペクション

A) 条件にかなった物件があったらまず不動産屋に電話して、インスペクションしたい旨を伝え、方法を尋ねる。

 オーストラリアでは殆どの物件は、借りたい人が直接不動産屋でカギを借りて自分で物件をインスペクションに行く、というシステムになっている。その際には保証金$50と免許証などの顔写真の入った身分証明書が必要。

 その他には平日の夕方や土曜日に不動産屋とアポイントメントをとってインスペクションさせてくれる場合や、不動産屋がオープン・フォー・インスペクションの広告を新聞などに載せて特定の日時に部屋を見せてくれる場合などもある。後者の場合、かなり沢山の人が集まるのでその場で申し込み受付を締め切ってしまうのが普通。良さそうな物件がオープン・フォー・インスペクションになっていたら、必ず足を運ぶこと。(インスペクションはだいたい土曜日の10:30am〜1:30pmのあいだにあるので、土曜日のThe Age を朝早くに入手してチェック。なお、土曜日のThe Age は金曜日の夜10:30pmすぎに 250 Spencer St. Melbourne にある The Age 本社でも購入できる。)

B) インスペクションの際のチェック・リスト

 第一印象(建物の周りや近所のようす)

 部屋の内部。

ラウンジ(ヒーターの有無、カーペットの汚れ)

 寝室(収納の大きさ)

 バス・ルーム(バスタブの有無)

 キッチン(水道の蛇口は水と湯が分かれていないか、シンクの数、冷蔵庫のスペースの大きさ、調理台はガスか電気か)

 ランドリー(洗濯機用のタップ、またはコイン・ランドリーの有無)

 ホット・ウォーターシステム(ガスか電気か、大きさは十分か)

 ヒーター(ガスか電気か)

 その他:広さ、きれいさ、明るさ、騒音、ガレージの有無、セキュリティーetc

 フラットの場合、時間があったら他の住人の様子も伺ってみるといい。しばらく待っていて他の部屋から出てきたら住み心地を聞いてみよう。

C) 不動産屋にカギを返し、保証金を返してもらう。

D) 気に入った場合にはその場ですぐアプリケーション・フォームに記入し、申し込むこと。(必ずしもその物件をゲットできるわけではないので、まあまあ気に入ったら申し込んでおくのがコツ。返事がくるまでに 2 〜 3 日かかるので、その間にどれがいいかゆっくり考えよう。)

E) アプリケーション・フォームの記入の際に、オーストラリアで初めて家を借りる場合には免許証又はパスポート、名刺または社員証、銀行の残高証明等があるとよい。学生の場合には学校から在学証明書を発行してもらう。

 また reference も必要となるので、あらかじめこちらに在住の知人、友人、職場の上司の了解を得ておき、連絡先の住所や電話番号を控えておくこと。

 以前に家を借りたことのある場合には、その際の不動産屋のディテールが必要となる。

 

(3)新居へ移る

A) 不動産屋にてリース(契約書)にサインし、一月分の家賃を現金またはバンク・チェックで、ボンド(敷金、通常一月分)をバンク・チェックで支払う。

B) ガス・電気・電話をコネクトする。エリアによって会社が異なるので、契約時に不動産屋に連絡先をたずねておくと便利。フラットの場合水道料金はレントに含まれていることが殆どなので、その場合別個に支払う必要なし。

C) 引っ越し業者はイエロー・ページの

Furniture Removals & Storage の欄に載っているので、いくつかの会社に問い合わせて見積もりをとってもらおう。

D) 入居したら、すぐにプレ・コンディション・レポートをチェック。これは入居前の部屋のコンディションを不動産屋がチェックしたもの。指定の期日までに確認して返送すること。ここで見落としがあると出るときに弁償金代を保証金から差し引かれるので充分注意する。(例:カーペットの大きなシミが見落とされていたので、引っ越すときにその分のクリーニング代を引かれてしまった)

 

(4)引っ越し

A) 別の場所へ引っ越す時には28日以上前に不動産屋に手紙を送る。知らせるのが遅れた場合、知らせた日から28日分のレントを支払わなくてはいけない。

B) ガス・電気・電話の各会社に引っ越し先を告げる。

C) 引っ越し・掃除が全て終わった後でカーペット・クリーニングを頼む。早めに予約するとよい。(イエロー・ページ又はローカル・ペーパー参照の事)

 不動産屋にカギを返す。担当者がインスペクションを行なった後、ボンドがチェックで返金される。(1〜2週間かかる)

 

オーストラリアで快適な留学生活を過ごすために (2)

 ● 友達を増やそう

 せっかくオーストラリアにやってきたのに、なかなか友達ができない、できた友達も日本人ばかり。そんな悩みを抱えている人は意外と多いと思います。

まずあなたが英語学校の生徒なら、クラスにいる他の国から来た学生と友達になるのが一番かんたん。初めはみんななんとなく国籍別にかたまっていたりするので、打ち解けにくいかもしれませんが、仲良くなれば、いろいろな国のことが解って、とてもよい経験になります。「こんどあなたがオススメのエスニックレストランに連れてって。そうしたらおいしい日本食のレストランを教えてあげる」などと、いっしょに食べ歩きから始めるのが友達作りのやさしい第1ステップ。

 ネイティブの友達を作るためには、大学の日本語学科の先生にコンタクトを取ってみるのもひとつの方法。会話の練習のために日本人を授業に招くことなどもありますから、日本語を勉強している学生と知り合いになれるチャンスがあるかもしれません。そのほか、大学の掲示板に「日本語教えます」などのお知らせを張ったり、各大学のジャパンクラブに連絡をとってみるのも良いでしょう。日本語を習っていたり、日本に興味のあるオーストラリア人は日本人と友達になりたがっている人が多いですから、わたしたちには近づきやすいと思います。

 もしあなたがTAFEや大学で勉強をされている方でしたら、授業の前後に積極的にほかの学生に話しかけてみましょう。ノートを見せてもらったり、解らなかったところをたずねてみたり。ちなみにこちらでは、自分が持ってきたガムやアメなど食べる前には、必ずまわりの人にも勧める習慣があります。こんなとこからも話のきっかけが見つかるかも知れません。

 大学のサークルにはいるのもよい手、オススメはチームプレイを必要とするスポーツ系のクラブ。今までスポーツをやっていた人はその得意な種目が一番だと思いますが、ホッケー、ネットボールなど、日本人にはあまり馴染みがないけれどこちらで人気のスポーツにトライしてみるのも面白いと思います。いろいろなクラブがありますから、雰囲気などを見るためにも入会する前に必ず見学しておきましょう。

 さて、授業の合間、週末などにいっしょにお茶を飲むような友人ができたとします。始めの何回かは自分のこと、家族のこと、日本の話、共通の友達のウワサ話、授業のこと、などで話がはずむかと思いますが、たわいもない世間話のネタがつきたときが問題。その為にも趣味が似ている人、年齢の同じくらいの人、境遇の似ていそうな人などにアプローチしておけば、共通の話題が見つけやすいでしょう。また、あなたの興味のあることがらについて、他のひとに詳しく「語る」ことができたり、それについての自分の「意見」をはっきりと持つことも英語での会話のなかでは重要なポイントとなります。自己主張をするということは、英語においては必要不可欠のもの。こういった会話の訓練を日本人は殆ど受けずに育ちますから、始めのうちは抵抗を感じる方もあるかと思いますが、難しく考えずに自分の思ったことを表現してみましょう。まちがっているか、他の人の意見と違っているか、などと気にすることはありません。発言することに意義があるのです。

 そのほかにも、あなた自身の興味の幅をひろげることが話題の幅を広げることにも繋がってくることをお忘れなく。オーストラリアでの生活の期間が短いほど、こちらの人なら誰でも知っているような知識に欠けるわけですが、それを補うためには学校の勉強ばかりでなく、生の情報も積極的に取り入れて。日本にいれば最新のニュースや流行の音楽、映画、テレビ番組など、気にしなくても自然に耳や目から入ってくると思いますが、英語では常に注意をはらっておく必要があります。そうすれば話もはずみ、より一層充実した友人関係が築けることでしょう。