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ニュースレター 16号

January 21, 2020 by s9810758 Leave a Comment

ホープコネクションからのご挨拶

あけましておめでとうございます。 

 昨年はミレニアムに沸き、そしてシドニー五輪開催と華やかな中にも忙しい一年でした。

 さて21世紀へと入り、皆様はどのような願いをもたれて新年を迎えられましたか。ホープコネクションは州政府に団体としての正規登録をして活動を開始してから今年で満5年になります。 当初より続いている電話相談では週5回、月曜日から金曜日まで、皆様の幅広い分野での相談をうけてきました。活動開始2年めにはカルチャースクールをスタートさせ、その時々の必要性に応じて課題を選び、その方面に詳しい講師をお招きしお話ししていただいています。昨年度最後のカルチャースクールはメルボルン日本総領事館から邦人保護担当領事天野行哲氏をお招きしオーストラリアで楽しく、かつ安全なくらしができるためのknow howをお話していただきました。お話しの内容はこのニュースレターに寄稿していただきました。さらに、年4回ニュースレターを発行するなど、より充実した活動を行って皆様のニーズに答えることができてきていると確信しています。 

 さて今年は連邦100年記念行事が目白押しにあります。 シドニー五輪とは又違った、国をあげてのお祝い行事が各州で計画されています。

オーストラリアでの生活をエンジョイしてください。

 新年にあたり皆様のご健康とご多幸をお祈りいたしますとともに、本年もホープコネクションにご支援を頂けますようお願い申し上げます。

安全な生活を送るために メルボルン総領事館 領事 天野行哲

 皆さん、メルボルンは日本と比較して治安がよいと思いますか?悪いと思いますか?オーストラリアの中でもメルボルンは特に治安の良い都市と言われています。しかし現実には、強盗、窃盗等の事件は日本とは比較にならないほど多く発生しています。今回は、特に日本人が被害に遭いやすい犯罪について、その発生状況と防犯対策について、触れてみたいと思います。

まず、置き引きについてお話ししたいと思います。

 メルボルンやアデレード市内のレストラン内で、バッグ類を足下に置いていたり、椅子に掛けていて、バッグごとあるいはその中の財布を盗まれるケースがよく発生しています。また、ホテルのロビーでチェックインチェックアウトの際、カウンターの上や足下に置いていたバッグを盗まれる事案も発生しています。メルボルン空港の国内線の手荷物検査場では、見知らぬ男に声を掛けられ、気を取られている隙に、その共犯者に検査を終えたバッグを盗まれる事案も発生しています。置き引きの被害に遭わないためには、・貴重品の入っているバッグから絶対に手を離さないこと、・必要以上に現金を持ち歩かないこと、・旅券、現金、トラベラーズチェック等大事なものは分けて携行すること、等の配慮が大事です。また、手荷物検査場といえども自分の荷物から絶対に目を離さないことが重要です。

次に車上狙いについてです。

 この被害については、時間帯、場所に関係なく被害にあっています。特に座席の上など外部から見える場所に、バッグや携帯電話をおいていてバッグごと盗まれる事案が多く発生しています。この犯罪に対処するには、・貴重品を車の中におかないこと、・外部から見えやすい場所に荷物をおかないこと、等の配慮が必要です。また、車両の盗難を防止することと併せて、人気のない路上、駐車場に車を止めることも避けて下さい。もちろん車を離れるときにドアをロックすることは言うに及びません。

三つ目は侵入盗についてです。

 侵入盗の被害には、特に一戸建ての個人住宅がよく被害にあっています。深夜のしのび込みと昼間の空き巣が多く、窓ガラスを割ったり、鍵を壊したりして侵入するケースが多いようです。メルボルン総領事館が管轄するヴィクトリア、南オーストラリア、タスマニア州では、いずれの州も事件発生後30日間以内の検挙率は7~8%と低い数値を示しており、盗まれたものはまず戻ってこないと思って間違いありません。この犯罪に対処するためには、・こまめに施錠すること、・ドア、窓など侵入しやすい箇所には複数の鍵を取り付けること、・鍵は入居後、あるいは紛失したときなどは取り替えること、・鍵の管理を徹底すること。植木鉢や庭石の下に隠したりすることは絶対にやめる、等が重要であり、出来れば警備機器を設置するなどの配慮が必要です。また、かかってきた電話には先に名乗らない、旅行等留守中の防犯をお願いできる隣人を作ることも重要なことです。

四つ目は自動車盗についてです。

 被害場所を見てみると一番目が道路上、二番目が車庫のない住宅で発生しています。盗難対策のされていない中古車や高級車が被害を受ける傾向にあります。侵入盗と同様に、事件発生後30日以内の検挙率は各州共に10%以下で、特にタスマニアは約3%と極めて低い率を示しています。自動車盗の被害に遭わないためには、・できる限り人が管理している駐車場を利用すること、・管理者がいる駐車場が見つからない場合は、できる限り明るいところに車を止めること、・短時間であっても駐車中は必ずロックすること。、・住宅を選ぶ場合には、必ず車庫の備わった住宅を選ぶこと、が必要です。

五つ目は詐欺についてです。

 メルボルンでは、Fという偽弁護士に大勢の日本人が金銭を騙し取られています。この男は、自ら弁護士を名乗り、事実弁護士事務所の一室に自室を構えていたため、誰も偽弁護士とは気づきませんでした。被害者の多くは、契約書の内容を十分に確認せずにサインをしてしまったり、領収書を受け取っていませんでした。

 また、シドニーでは中国系シンガポール人(Jeffrey Weng Keong China)による日本人女性を対象にした寸借詐欺事件が連続して発生しています。中には300万円騙し取られた女性もいるようです。この男は、一度は逮捕されたもののすぐに保釈となり、現在行方をくらましていますが、無類のギャンブル好きのため、カジノのある都市が活動拠点になることは間違いなく、メルボルンは特に要注意です。

その手口は、独り歩きの女性に親切めかしに近づき、親しくなると「お金を無くして困っている。すぐに返すから貸して欲しい。」等と同情を誘って次々とお金を騙し取るというものです。いずれのケースもすぐに人を信用してしまう日本人の隙を狙ったものといえます。

 詐欺の被害に遭わないためには、オーストラリアは他の西洋諸国と同様に契約社会であることをまず肝に銘じるべきです。口約束は絶対に信用してはいけません。その上で、・必ず文書(契約書)にし、納得した上でサインするとともに、領収書は必ずとること、・どんなに相手に急かされても一度契約書を持ち帰るなど契約内容を十分に確認する余裕を持つこと、が重要です。一度サインすると取り返しがつきません。

また、「お金を落とした、無くした。」というのは100%嘘と思って下さい。はっきりNOと断りましょう。・独り歩きは極力避けること、・人を簡単に信用しないこと、・なれなれしく近寄ってくる人には特に注意すること、等が必要です。

六つ目は強盗についてです。

 各州とも路上強盗が全体の40%を占めています。特にヴィクトリア州では、刃物などを用いた武装強盗が著しく増加しています。

 南オーストラリア州では、日本人男性が車で旅行中親切心から乗せたヒッチハイカーに刃物で刺されるという事件が発生しています。犯人は逮捕されましたが、最初から強盗目的であったようです。

強盗の被害に遭わないためには、・人気のない道は歩かないこと、・夜、一人で出歩かないこと、が重要です。

 また、旅行者やウィンドウショッパー等のだらだら歩きは禁物です。常に周囲に注意し、きびきびと行動するなど毅然とした態度が必要です。ヒッチハイクは、オーストラリアの各州で法律によって禁じられています。乗せても乗せられても罰せられます。見知らぬ人間を車に乗せるのは絶対にやめて下さい。

七つ目はこれまでと反対に犯罪の加害者にならないということです。

 オーストラリアで安全に生活するためには、犯罪の被害者にならないことは当然ですが、加害者にならないことも重要です。日本人の感覚では些細なことでも、オーストラリアでは犯罪となり裁判沙汰になることがよくあります。たとえば、公共の場所で飲酒すると罰金刑が科せられますし、事実、酒を飲んで騒いで逮捕された日本人もいます。「郷にいれば郷に従え」のたとえ通り、オーストラリアの生活習慣に従うことが重要です。また、特に気を付けていただきたいのは、空港や駅などで見知らぬ人に「荷物を預かって欲しい」と頼まれても絶対に引き受けないで欲しいということです。その荷物の中には何が入っているか分かりません。薬物かも知れません。身に覚えのないことで処罰されないためにも充分気を付けて下さい。

 今回申し上げた防犯対策は、皆さんの心がけ次第でいくらでも効果が期待できるものです。「海外で身を守れるのは自分だけ」と言うことを肝に銘じ、是非実践していただきたいと思います。

オーストラリアで快適な留学生活を過ごすために  (1)

 オーストラリアには、毎年沢山の方々が留学生として来豪されます。学生として海外にやって来て、新しい土地・新しい生活になじむまでには気が付かないうちにトラブルに巻き込まれる可能性も。新しく留学生としてメルボルンにいらした方にむけて、基本的な注意事項をお話ししていきたいと思います。

安全性

 オーストラリアは比較的安全な国ですが、日本と同じ気持ちで油断をするのは禁物。こちらの人達は夜暗くなってから住宅地でのひとり歩きは殆どしません。車社会ですからちょっと近所までというような時も車で移動します。これは学校構内でも同じ。キャンパスの中は夕方からは人通りがなくなりがち。ですから日が暮れてからのひとり歩きは避けたほうが無難です。大抵の学校では”アフター・ダーク・バス・サービス” (日没後の無料巡回バス。主要ビルを回って、駐車場や駅まで送ってくれる)があるはずなので大いに利用してください。さらに構内でトラブルにあったときの連絡先(セキュリティーの電話番号等)は必ず控えて持ち歩くこと。このような情報はたいていスチューデント・ダイアリーに載っているので目を通しておきましょう。

 もう1つ気を付けたいのが置き引き。特に大学の図書館は誰でも出入りが自由ですから残念ながら時々被害が出るようです。席を立つときには貴重品を残していかないように注意してください。

 オーストラリア人はあまり現金を持ち歩かず、ちょっとした買い物はカードで済ませるのが一般的。したがっ

て比較的キャッシュを持っているアジア人留学生が狙われやすい、とも言われています。大金は持ち歩かずにエフトポスやクレジット・カードを利用するようにしましょう。自分のカードの番号や盗難時のカード会社の連絡先も別に控えておくといざというとき便利。また貴重品をバックの外ポケットに入れないというのは常識です。

生活面での注意

 一番に上げておきたいのは自分の意志を確実に伝えること。日本人は周りと歩調を合わせてやっていくのは上手ですが、自分の意見を表現するのは割りと苦手。対してオーストラリア人は自分の要求をはっきり相手に示します。言葉のバリアもあると思いますが、イエス・ノーを明確にすることはとても大切。もし言われていることの意味が解からなかったら理解するまで繰り返し尋ねましょう。それでも解からなければ紙に書いてもらい、その場で辞書を引いてみるのも良い手です。曖昧に返事をしておくとあとでトラブルになりがち。ただし自分の意見を言うときには相手に失礼にならないように伝える事も大事です。(「Thank you, but no thank you」のように。)

 ここにA子さんの例をあげてみましょう。彼女はオージーの女性Bさんとフラットでシェアをしていました。食事は各自別々ということで始めたのですが、まめに自炊をするA子さんとくらべて、Bさんは仕事の関係上帰りが遅く夕食は毎日9時すぎ。見兼ねたA子さんが多めに作ったある日の夕食の残りを帰宅したBさんに勧めると、Bさんは大喜び。それ以来Bさんは冷蔵庫の中のA子さんの残り物を無断で食べるようになってしまいましたが、A子さんは悪い気がして断わりきれませんでした。何日もこれが続くうち、A子さんは不満が爆発してBさんと大げんか、結局他のフラットに移るはめになってしまいました。Bさんは残り物は食べても良いと勘違いしていた訳ですから、A子さんが初めに「私が良いと言ったもの以外は食べないで」とひとこと言えばすんだものが、我慢をしたために事が大きくなってしまった訳です。

 これは単なる小さな一例ですが、同じような事が原因で大きなトラブルに巻き込まれないとは限りません。自分の意志を明確にして、面倒な混乱は避けたいものです。

(この「オーストラリアで快適な留学生活を過ごすために」は今後、不定期連載の予定です。)

人生の第三期を考える

 西暦2000年”New Millennium”と言って大騒ぎしていたのが、つい数週間前のような気がする、というのは大げさではないと言うことを最近発見した。周囲の多くの人がそう言っていたからである。一月「行く」、二月「逃げる」、三月「去る」とはよく言ったもので、これは英語にこのまま訳しても通じない巧言である。

 一月に入っても日本と季節が逆のせいか、どうしても日本に関連した会話になったり、話し相手が冬と夏を勘違いしているのが分かると「今は日本の冬」「今は日本の7月に当たる」などとややこしいことを言っている内に、やがて秋を迎え、冬を越してすぐに暑いクリスマス・年末の声を聞いてしまうという始末。

 ややこしい話になったが、実は一年が「あっ」と言う間に去ってしまうところを見ると、私たちの一生は結構短いのかも知れないということである。大昔約6000年前には人間は800才から900才まで生きたと聖書には書かれている。それがあの有名なノアの箱船の時代以降、人間の命が平均120才とされたとも。ともあれ、現在の私たちの平均寿命は70年から80年。

 邱 永漢というジャーナリストが「人間いつまでも生きているつもりなら、まだ時間はいくらでも残っている。しかし終着点を決めてしまうと、残り時間は限られたものになる。残り時間が決まっていて、その時間にどうしてもやりたいことがあったら、計画は残り時間から逆算して立てなければいけない。」と言っている。まさにそうだと思う。ある時は自分の年齢を考えて「残りが少ない果たして私は実のある人生を送ってきたのか」と焦りを感じることもあれば、いくらでも時間があるかのように結構時間を無駄に費やしてしまうこともある。

 今生きているということは偶然ではない、意味のあることである。ドイツの医師、心理学者であるポール・トウルニエは「人生は三つの時期に分けられます。子供の時代、職業人の時代、退職後の時代です。・・・・そこには二つの節目があります。子供から大人になる時と、職業人時代と退職後の時代との間。」と言っている。(著書「人生を変えるもの」)第一の節目にはいろいろの変化がある。受験、学業終業、就職、親からの自立。第二の節目はまた大きい。仕事に張り合いをもって力を入れていた人、子供の成長と独立に全力を掛けていた人が、いわゆる第三の年代と呼ばれる退職時代、子供の巣立ち後の時代に移行するのである。

結核、脊椎カリエスで13年間の療養生活を送り、その後も様々な病を背負いつつ、「氷点」を初め数々のベストセラーを生み出し、多くの人々の人生に深い影響を与えた作家三浦綾子氏は昨年77才で亡くなった。同氏が常々「私には『死』という大きな仕事が残っている。」と言っていた。

 私たちはよく困難なこと苦手なことに直面した時、いろいろないいわけを考える物である。「今は忙しくて時間がない」「都合がつかない」「そんな能力はない」「私には向いていない」などなど。しかし例外なく私たちが皆が言い逃れを許されず直面しなければならない事実がある。それが「死」というものではないか。トウルニエが、「老年は退職する前から始まっています。・・・・徐々にではあるが常に次の時代の用意をすることが必要です。・・・・しかし職業の時代には仕事に夢中になり、・・・・退職後の生活には全く準備が出来ていない人たちが大勢います。職業と共に失われない何かで人生を養っていなかったわけです。・・・」と言った。

 私たちから仕事、家事、勉強、趣味、交際など何であれ、生活の張り合いを持たせているすべてのものが取り去られたとき、私たちに精神的危機がやってくる。トウルニエは老年に成功するとは、自分の人生に、年をとってまでも失われない意味を見つけて生きることと言っている。

 さてここに、メルボルンで第三の人生を考え準備するための場所をご紹介したいと思う。その名は、 University of the Third Age (略してU3A )in Australia。U3Aは1972年にフランスのToulouseにてある大学教授の提唱のもと、退職した人々の生活向上を図るために発足した。この思想は急激にフランス全土からヨーロッパへと拡がっていき、1975年には国際U3Aが設立され、今では UNESCO やUNでも認められている。

 オーストラリアでは1984年に最初のU3Aがメルボルンで始まった。あらゆる分野の学識者や専門職から退職した人々の有志がお互いに自己の知識を分かち合う仕組みになっている。教える人も教えられる人も皆「第三の年代」の人で、国籍、民族、資格の有無など全く問わず会員になれ、一年に一回会費を納めれば、好きなだけコースをとることが出来る。人気があるもののひとつは、Current Affaires(時事問題)で、これは何年も続けてとっている人もいるほどである。クラフトや麻雀、スポーツなどの趣味のコースもある。

 ヴィクトリア州内には、約50カ所の U3Aがあり、下記のところに問い合わせれば、最寄りの U3Aを紹介してくれる。

 U3A Network-Victoria Inc.

CAE Centre  256 Flinders Street Melbourne 3000

Tel: (03)9652-0649 E-mail: u3anet@vicnet.net.au

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ニュースレター 15号

January 21, 2020 by s9810758 Leave a Comment

ホープコネクションからのご挨拶

 メルボルンの春の気候は変わりやすく、初めてこの時期を過ごされる方にとっては戸惑いが多いかと思います。また、シドニー五輪開催年とありサマータイム(夏時間)導入も例年より2ヶ月ほど早まり、スタート時の朝6時はまだ薄暗く、春とはいえ冬のような寒さを感じたものでした。

 さて今年もすでに一年の四分の三が過ぎてしまいました。このご挨拶を書いている時点では各国の五輪参加選手がすでにシドニー入りし、最後の調整に入っています。一方、シドニー五輪委員会( SOCOG)、NSW州側はシドニー五輪の成功を願って日夜会場等の最後の点検に追われています。一番の悩みはやはり禁止薬物の持ち込み及びテロ事件でしょう。一般の観光客の数は五輪開会式を前にして膨れ上がることから、選手に対してだけではなく薬物の取り締まりが今まで以上に厳しくなっています。つい先日、日本からのお客様を空港に迎えに行った折のことです。成田発QF22便到着が掲示されてから最初の乗客が外にでてくるまでに40分、私の知人がでてきたときには1時間半がたっていました。税関でのチェックが大変厳しかったと言っていました。これほど厳重にチェックされても、薬物がチェックの際に発見されずに紛れ込むケースもあることでしょう。日本はまだまだ薬物が人体に及ぼす悪影響の認識は少ないように見えます。薬物売買に巻き込まれないよう充分気を付けて下さい。

 さてメルボルンの10月は春の催物が目白押しにあり、シドニー五輪後も楽しみがいっぱい続きます。どうぞお楽しみ下さい。

 ホープコネクションの次回のカルチャースクールは、オーストラリアで生活する上で気を付けなければいけない一般常識、最低限の注意事項などをメルボルン領事館の天野領事にわかりやすくお話しいただきます。大勢の皆様の参加をお待ちしております。詳細は裏面カルチャースクールのご案内をご覧下さい。

カルチャースクール「オーストラリアの食材探検」紙上レポート

 去る8月19日、ホープコネクションでは「オーストラリアの食材探検」と銘うって、多民族都市メルボルンに集まる様々な食材についての情報交換会を行いましいた。食にこだわることは引けを取らず、という参加者の皆様の熱意に助けられて、活発に情報が飛び交い、大変楽しい会になりました。ご参加いただいた方々に、改めてお礼申し上げます。この会での話題は、チーズについて、健康食品である豆類の上手な利用方法、アジアの食品、日本ではあまり見かけない野菜類の話、などなどいろいろでしたが、今回の紙上レポートでは「野菜の話色々」をお届けしたいと思います

 メルボルンの八百屋さんでは普通に見かけるけれど、日本人にはなじみのうすい野菜がたくさんあります。一度試してみたいと思うけれど、調理の仕方がよく分からないため尻込みしていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。セミナーでは写真や実物をお見せしたり、味見をしたりできたのですが、紙上ではそうもいきません。

少しわかりにくいかも知れませんが、ヨーロッパでよく使われる野菜を選んで、その名前と代表的な調理法などをご紹介いたします。

Artichokes

周囲の葉の先をはさみで切り落として整えます。軸は2cm程残して。軸を下にして鍋の中に立たせて、沸騰させた薄い塩水に下1/3がかぶるくらいにして、ふたをして約15分ゆでます。葉を一枚ずつちぎって、溶かしバターにたっぷりのレモン汁と粗引き黒コショウを加えたものにつけて、葉の根元の柔らかい部分を歯でこそげとって食べます。テーブルにはFinger Bowl がいります。

Beet root

茎2~3cmとしっぽ全部はつけたまま、皮もむかずに茹でます。(色が出てしまわないために。)蒸したりホイルに包んでオーブンで焼いたりも。かなり火が通りにくく、調理に時間がかかります。ゆであがったら、手袋をして、蛇口の下で皮をむきます。(手に色がつくと当分とれません。)

スライスして、red wine vinegar と olive oilとたくさんのパセリであえて、どうぞ。

Cereliac

何かの根っこのような、丸蕪をごつごつさせたような野菜。セロリの仲間で、同じような香りがします。薄切りにしてオリーブオイルをまぶし、200度のオーブンで周りに焦げ色が付くまで焼くと、Cerelic Chipsの出来上がり。きんぴらにしても美味しいかもと言う意見も出ていました。

Dates

歴史は紀元前3500年のメソポタミアに遡るそうです。なまのものとsemi-dried のものがあり、ふつうのレシピにはどちらでも使えます。切る時は、刃にひっつくため、包丁よりも料理ばさみの方がうまくいきます。お菓子に使うことが多いのですが、芳ばしく焼いたベーコンとクリームチーズ、好みのハーブとコショウをまぜたものをつめてワインのお供に。

Fennel

外側のいたんだ茎と上の方の細い茎と葉は取り除きます。薄くスライスしてなまで食べても、あつく切って茹でてもおいしくいただけます。1cm位の厚さに切って茹でたものを水切りしてグラタン皿にのせ、削ったチーズ(Gruyere, Mozzarella, Regionella,

Pecorino など)と粗引き黒コショウを振りかけて、グリルで焼き色をつけて食べてみてください。

Parsnip

白い人参のようなあの野菜です。皮をむいて、中の芯を取って使います。ピュレやローストで食べるのが一般的。

にんじん、ターニップ、ポテトなどとともに厚切りにしてオリーブオイルをまぶし、コショウをして2~3個の皮付きガーリックとともに200℃のオーブンで約45分間、時々かえしながら柔らかくなって焼き色がつくまでローストします。

Rhubarb

甘くあじつけして食べます。パイやタルトなど、お菓子に使います。葉は有毒なので食べられません。根元のへん平な部分は取り除き、太くて緑色がかったものは筋とりをしてください。砂糖と少量の水を加えて煮て、筋の多いジャム状になったものをシリアルと一緒に朝食に食べるのがこちら風。

Silver beet

ハクサイの要領で使います。ただ、葉の外側の筋は取ってください。長すぎて冷蔵庫におさめるのが大変なので、葉の部分と軸の部分は切り離してしまいましょう。

サーディンをオリーブオイルでいためたものに、ゆでて水きりしたSilver beetを加え混ぜ合わせ、そのまま食べてもいいし、スパゲッティにのせても。松の実を加えても美味しい。

日本の社会福祉制度 社会福祉構造改革「措置から利用へ」(後編)

 前回(12号)のこの欄では社会福祉構造改革の基本的な考え方について書きましたが、今回はそれを受ける形でとくに老人介護の分野を例にとって、この改革によって何が起こっているのか、また何が起こると予想されるのかについて書いてみます。

 まず第一にはサービスという考え方の福祉分野への導入です。長年にわたって日本の福祉の現場では、一部の献身的なひとたちが集まって「面倒をみてあげる」といったような雰囲気の中で利用者へのケアが行われていました。いまから15年ほど前、私が高校生の頃にボランティアでちょっとのぞいたことのある老人ホームなどでも入居者に「料金と引き替えにサービス」を提供しているというような意識はなかったようですし、職員の発言を聞いていても老人を「お世話する」といったような意識が強かったように思います。こういった考え方はいまでも根強く残っていて、「福祉というのは奉仕の精神が大切だから」といったような発言をする社会福祉法人の関係者は大勢います。こういった日本の福祉の現場に従来から根強く存在する「老人をお世話する」という考え方、価値観の世界のなかに、「利用料金に見合ったサービスとしての介護」というまったく新しい考え方が構造改革によってもたらされたのです。

 余談になりますが「お世話する」と「サービスを提供する」、これら二つの言葉は似ているように聞こえるのですが、現場の職員のなかでは二つの表現が持つ語感は大きく異なるようです。お世話する、面倒を見るというのは、いわゆるウェットな感じ、言い換えれば情に訴えるような部分があるのですが、それが「サービス提供」になるとなんだかビジネスライクで冷たい感じがするという職員は多くいます。そう主張する職員の多くは自分たち生身の人間をケアしているのであって、物を作っているわけではないとも言います。

 第二には提供されるケアの質を問うという考え方がでてきたことです。ケアをお金で「買う」からにはその品質はきちんとしたものでないと困るというわけです。いままでの福祉の現場ではサービス内容の評価を公正に行うといった考え方はあまり一般的ではありませんでした。利用者も「お世話になっている」といったような、どちらかといえば受身な考え方をしたかたが多かったですし、ケアをする側も自分たちがお金の見返りにその介護をしているという意識は希薄だったのですから、そこで行われている仕事の質について問題にされることはあまりなかったのです。このため一部の老人ホームなどでは虐待がありましたし、そういった被害にあった人たちが相談する窓口も限られていたのです。構造改革では苦情処理のための第三者機関を設置することが義務付けられていますので、サービスの質の保証という面では一歩前進したのではないでしょうか。もちろん実効性についてはこれから注意深く見守っていく必要がありますが。

 第三には他業種からの福祉分野への参入とそれによる競争状態の発生があります。いままで福祉といえば地方自治体のような公的な機関か社会福祉法人と呼ばれる非営利の団体がその企画や運営を行ってきました。そこでは法人間の競争などというものは存在せず、

効率のよくない施設運営もあちこちで行われてきたのです。よくいわれることですが、従来の福祉業界には市場原理や競争原理という考え方は存在していませんでした。競争的な考え方は福祉というものにはなじまないとされ、このため民間企業の福祉分野での活動も制限されてきたのです。それが介護保険制度の導入を機に民間企業の参入が可能になったことで、一気に競争が始まりました。介護保険制度のもとではどの業者から介護サービスを買ってもよいわけですから、みな顧客の獲得競争に必死になるわけです。そして競争が始まればおのずと第二点で挙げられたサービスの質も向上していくと厚生省では見込んでいるようです。現場で見ていると確かにそういった利点もあるのですが、同時にこれは問題点もかかえています。一例をあげれば、過当な競争によってケアの質よりも経営の手腕が優れた事業者ばかりが生き残るのではないか、あるいは経営効率よりも質の高いケアを維持することを優先する施設の経営状況が悪化していき、結局利益率だけを追求する事業者が生き残っていくのではないかといったことです。ただし、介護保険導入と同時に新規に参入した某大手事業者のように、全国に介護ステーションを展開して大規模な宣伝活動を行っても、それぞれの地域にきちんと浸透できていなかったために実際の利用者獲得には結びつかなかった例もありますので、これら新規参入の事業者がどこまで伸びていくのかについては未知だと思います。実際には経営効率とケアの質の維持のふたつをどう折り合いをつけていくのか、そのバランスを見極めていく試行錯誤がこれから続いていくのではないでしょうか。

(ソーシャルワーカー 水藤 昌彦)

ドラッグ問題を考える(続)- 事例研究:娘の暴力と麻薬

 前号より引き続きターニングポイントのサンドラさんのお話をご紹介します。

 前号では、麻薬に関する知識および親子のコミュニケーションが大事であることを述べました。さて、ここでよくありそうな親子問題を例に取り上げてみましょう。

 母親と20歳になる娘がいたとします。彼女はヘロインなどの麻薬を使用しています。娘が麻薬欲しさに違法行為を働かないように、母親は娘にお金を渡しています。また、もし母親がお金を渡さなければ娘は暴力をふるいます。

 この母親は明らかに助けが必要です。娘の麻薬使用のためにお金を渡すことで譲歩しています。娘は母親を脅しています。もし、母親が娘に怪我をさせられるようなことがあれば、警察を呼ぶこともできるわけですが、母親としてためらいがあるかもしてません。

 この母親は娘にお金を渡し始めたことで慣例をつくってしまいました。娘との関係を維持したかったのかもしれません。しかし、娘が他の誰かにも同じことをしているのではという疑問も発生します。また、この状況が続けばあやまって娘が母親を事故死させてしまうような取り返しがつかない事態も考えられます。母親は自分自身の危険と娘を警察に密告したくない気持ちとの間に板挟みになった状態です。

 娘が家を出れば日々の衝突は緩和されます。母親は「おかあさんは敷金だけをあげますから、他は自分の責任でなんとかやりなさい。」と言ってみることもできます。娘は敷金を他の目的に使ってしまうかもしれませんが、それは彼女の選択でしょう。

 すでにこの母親は精一杯譲歩しています。彼女には力はありません。娘にお金を渡すことで、母親は麻薬使用に共謀しているのです。娘との関係を断ち切りたくない気持ちは母親にとって切実なことでしょう。しかし、麻薬入手の手助けをしているために娘が麻薬をやめられないことも事実です。

 母親はどんな筋書きを希望しているのでしょうか。多分、娘が麻薬使用をやめることという答えが返ってきますが、娘はもう成人して、ヘロイン常習者で、多分もう長いこと使用しています。数週間でやめられるものではありません。

 人々はつらい状況にはまり込んでしまうと、もう何も変わりっこない、変わるとすれば奇跡が起こるより

ないとあきらめてしまいます。希望を保つために、麻薬以前はどうだったのかを思い出してみてください。昔はどうであったか、そして、あなたが今望むことは何かを考えてみてください。

 母親は、手始めに「2週間でいいから家から娘がいなくなって欲しい」と望んでいるだけかもしれません。そのような休息を、どうやってとることができるでしょうか。どのようにしてサポートを探せばいいのでしょう。もし娘が改善する気がまったくないのであれば、戦略はほとんどありません。母親にできるのは各種サービスについての情報を集めて、娘がそれを手に取ることを待つのみです。

 Direct Lineのような電話相談サービスに電話をするのは勇気が必要です。しかし、あなたのジレンマを話し、どう感じているかを話してみることが助けになるかもしれません。Direct Lineは麻薬関連サービスについて情報提供するほか、心理学者、医師、精神科医を紹介することもできます。

 一方、娘もこの生活に嫌気がさしているのかもしれません。母親は娘にお金を渡す以外の何らかの手助けを提供してあげることができればと思います。

ウエストメルボルンのAustralian Drug Foundation 図書室では教育用ビデオを貸し出しています。Australian Drug Foundation は小、中学校にて麻薬教育を提供しています。今日ではほとんどの子供達が学校で麻薬教育を受けます。

Direct Line 電話03 9416 1818

Australian Drug Foundation 電話03 9278 8100

電子メールadf@adf.org.au

 今回はサンドラさんのお話からひとつの事例を中心にまとめました。8月18日付け新聞 The Age によれば、「高校生の65%はたばこを吸ったことがあり、35%が大麻を試したことがある。また、18%が睡眠薬またはトランキライザーを服用したことがある。3%近くがヘロインなどのアヘン剤を試したことがある。1%がステロイドを使用したことがある。」と紹介しています。更に「オーストラリアにおけるヘロイン関連の死は今年初めて1000件を超える見込みである。」とのことで、若者の麻薬使用は依然として大きな社会問題のひとつとなっています。連邦政府はその対策として、教育用小冊子『私たちの最強の対麻薬武器・・・家族』を今年100万戸以上の家庭へ郵送するという

ことです。この小冊子によれば「親から麻薬の危険について学んだ者は大麻を吸引する率が36%少ない・・・コカインを使用する率が56%少ない、LSDを使用する率が65%少ない。」とThe Age 紙は伝えています。予防対策に親の役割が大きいことを改めて考えさせられます。           (この稿終わり)

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ニュースレター 14号

January 21, 2020 by s9810758 Leave a Comment

ホープコネクションからのご挨拶

  今年は例年になく冬が早くやってまいりました。5月末にはすでに山岳地帯からの積雪便りが聞かれ、冬山を楽しむ人たちに朗報をもたらせました。テレビや新聞等で積雪情報といっしょに雪のスポーツを満喫している方々の様子が頻繁に報道されております。さて去る5月20日のホープコネクションカルチャースクールは年に一度の恒例項目となっております「メルボルン新人生活講座」が開催されました。当地で新しい生活を始められる方々へ生活必要情報、ヒント等を提供し、ご参加くださった20名ほどの皆様からのいろいろな質問も出て和やかな雰囲気で進行しました。少しでも実生活にお役に立っていただければ幸いでございます。

 ところでドラッグ問題の話題は事欠かない近年ですが、最近は薬物常習者の過量使用による生命危険といった記事も目にします。ヴィクトリア州議会でもDr Penington の調査結果を元に正しい使い方、使用量のコントロール等の目的から Injection Room (薬物注射室)設置法案が審議されております。候補地域に選ばれたところ以外の一般市民の間でも賛否両論の議論が盛んです。試験的仮設とはいえ、周りに住む方々にとりましては大変複雑な心境ではないかと思われます。ホープコネクションは第10回カルチャースクールおよびニュースレター第11号でドラッグ問題を取り挙げましたが、再び薬物常用者を持つ親、友人などが常用者にどのように対応したらよいか、上手な付き合い方、話し合いの仕方、理解の仕方等、カルチャースクールでも講師にお願いした Sandra Roeg さん(Turning Point Alcohol & Drug Centre Inc. にて教育、トレーニング部門担当)にホープコネクションのメンバーがお話を伺ってまいりました。今号から数回にわたってその内容を連載いたします。他人事とは言えないほどまで薬物使用者が増えているとも聞いておりますので、記事がいくらかでもお役に立てばと願っております。

 なお次回カルチャーースクールはこれまでとやや趣向を変え、「食材探検」と題し8月19(土)に開催されます。詳細はニュースレター最終ページをご覧ください。

ホープコネクションからのお詫びと訂正

ホープコネクションニュースレター12号4ページのカルチャースクールのお知らせ及び13号1ページのビザに関するQ&Aにおいての記載を次のように訂正させていただきます。このような誤りが生じましたことを深くお詫び申し上げます。

誤)谷中利豪弁護士

正)Law Partners 法律事務所日本担当 谷中利豪

なお谷中氏は本年5月、同法律事務所より解雇されています。

「新人講座」紙上レポート

 去る5月20日(土)豪日協会のオフィスをお借りして「メルボルン新人生活講座」が開催されました。日本での新学年、社員異動の時期とほぼ重なるころを毎年選び、今年で同講座は4回目を数えました。おかげ様で回を重ねるたびに内容も充実してまいりまして、参加された皆様には好評をいただいております。

 今回は通訳サーヴィス、公共交通機関の使い方、医療システム、家屋の賃貸、銀行口座開設の仕方、教育、日本語放送及び日本語情報誌紙のご紹介など多岐にわたって、わたくしどもホープコネクションのスタッフが体験談などを交えながら要点の解説をいたしました。会場の皆様からもチャイルドケアのこと、公立、私立病院の違い、子どもたちに日本語を保持させるには、などのご質問が出たりと会場は打ち解けた雰囲気が流れ、新しい地での生活に不安よりは期待と自信を持たれたようでした。

 紙面の都合で全ての内容をレポートできないのが残念ですが、今回のプログラムのひとつである通訳サーヴィスについて詳細を以下にご紹介したいと思います。

<通訳サーヴィスについて>

まず連邦政府の年中無休24時間の電話通訳サービスを紹介します。

TIS (Translating and Interpreting Services)

電話 13 1450

ビジネスアワー $10

時間外 $16

 話したい相手の電話番号と名前を前以てご自分で用意してください。以前は公の機関に電話する場合のTIS使用料は無料でしたが、現在はそうではありません。しかしながら相手側が通訳料を負担する場合もあります。相手側の予算とタイミングにもよるため、どの会社が負担するかは一概には言えません。TIS の担当者によればGPなどのメディケア関係は相手持ちのことが多いとのことです。民間の通訳会社より格段に安いのですが、交換手が出るまでかなり待たされます。交換手に日本語通訳が必要である旨を告げ、さらに日本語通訳が電話口に出るのを待つため時間がかかることは覚悟してください。また通訳を常に提供できる保証はありません。

 支払いはクレジットカード、小切手、マネーオーダーが使えます。価格は6月以降変わる可能性があります。TISは翻訳サービスも行なっていますが、こちらはすべて有料です。

 待ちたくない場合、どうしても通訳が必要な場合、ご自分で通訳を同伴しなくてはならない場合は民間の通訳会社を利用します。 イエローページ、ドーモで探すことができます。

 政府関係のサービスにおける通訳は無料の場合がほとんどなので、自分から申し出てください。例えば、警察に行ったり、病院に行く場合は予約の電話を入れる際に同時に通訳も予約するようにしてください。自動車免許試験、公立病院、センターリンクなど無料通訳サービスを依頼できる公の場はたくさんあります。

<注意する点>

1. 通訳と翻訳は別のサービス

証明書など文書は翻訳サービスへ依頼します。通訳に書類などを読んでもらうことは原則的にできませんが、例外に運転免許試験があります。この場合は英語で書かれた試験問題を日本語に訳して口頭で読んでもらうことができます。

2. 自分から要求すること

相手からわざわざ「通訳が必要ですか」と尋ねてくれることは稀です。自分から申し出ましょう。

3. 通訳者はアドバイザーや代言人ではありません

先に自分の考えをまとめて、あるいは専門家と相談しておくことが必要です。

ドラッグ問題を考える(その1)-親子のコミュニケーション

<Turning Point Alcohol & Drug Centre Inc. の Sandra Roeg さんにお話を伺いました> 

 親にとって子供のドラッグ使用は見るに耐えないことです。どの親も直ちにやめて欲しいと願うわけですが、さてどのようにしてやめさせることができるでしょうか。親にもサポートは必要です。ドラッグについての懸念や感情を友人、家族など誰かと話し合ってみてはどうでしょう。

 大麻は現在、違法物質の中では最も多く使用されているものです。親は、まず大麻が人にどんな影響を与えるか正しい情報を知る必要があります。もし子供が大麻を使用していることに気づいて、やめさせたいと思ったとき、子供に「大麻使用には賛成じゃないわ、あなたも大麻のことをもっと調べてみなさい。そうすればどんな影響があるのかがわかるでしょうから。」 と話すことができます。

 子供が大麻を使用している場合、注意する点がいくつかあげられます。頻度はどれくらいでしょうか。もしかすると一度試しただけかもしれません。それとも週末だけ、あるいは毎日でしょうか?子供は普段の行動、例えば学校生活や交友などを維持しているでしょうか?ドラッグ使用以外の生活活動を維持しているのであればさしたる問題ではないかもしれません。精神的、身体的な状態に変化が見られますか?親自身の状態はどうでしょう?ドラッグ問題以外に何らかのプレッシャーを抱えてはいませんか?家族からのサポートは得られますか?

 思春期の子供は変わりやすいものですが、その通常の変化をはるかに越える大きな変化が子供の素行に現われた場合は気を付けなくてはなりません。食生活、交友関係が大きく変わったり、極端に機嫌が悪かったり落ち込んでいたりする場合です。誰でも我が子がドラッグを使用しているとなれば胸が痛みます。ダメージにつながるような行動は何もして欲しくないと願うのが親の心でしょう。

 大麻はソフトドラッグとも言われヘロインに比べると軽いドラッグですが、人間の機能を低下させ、多量に摂取すればかなり気分が悪くなります。長期使用の影響や精神病との関係において未だに論争が続いているのが実情です。アルコール問題にも似ていると言えます。長期にわたって毎日6杯以上飲み続けたり、妊婦が毎日1本飲むとなれば問題が生じますが、週末に1-2杯なら問題にはなりません。しかしながら一方は合法、もう一方は違法であることを覚えておいてください。

 大麻はさらなるドラッグ使用への入門書だと言われますが、必ずしも真実ではないと言う説もあります。大麻使用者は大麻だけを摂取し、中にはアルコールを摂取する人もいますが、ヘロインなど他のドラッグに手を出さない人が多数です。大麻使用が発覚した場合に親と子の間で、どのような妥協策を講ずることができるでしょうか?親が子供の大麻摂取量を制限する必要があるかもしれませんし、「あなたがドラッグに影響されている姿を見たくないのよ。」と家の中では使用しないように頼むこともできます。

 親には戦略が必要です。できれば子供と一緒に作戦を考えてみてください。子供を叱れば自分から離れてしまうことを心配する親もいらっしゃると思います。親には何の力もないような気にさせられますが、常に子供を導く方法はあるのです。子供と良いコミュニケーションを保ち、ドラッグについて話し合うことが重要です。「ドラッグはいいことではないわね、私の子供達はドラッグに手を出して欲しくないわ。」アルコールって何?大麻は?ヘロインは?どうしてヘロインのことがこんなに話題になっているの?会話のきっかけをつくるために友達のことを話題にしてみましょう。友達でドラッグやってる子はいる?学業に影響してる?友達としてどう思う?もしその子がドラッグを使用してなかったらどうなってるかな?親が子供の行動に興味を持っていることを示してください。年頃の子供だけでなく、年少の子供も含めて家族全員で話し合いましょう。なぜならドラッグは常にニュースになっており、誰でもすぐ手の届くところにあるからです。私達はアルコールを飲み、煙草を吸います。18歳になればLの運転免許を取ることができますが、免許を取る前にアルコールの影響について親は指導しなくてはなりません。自分が知らないことは「わからないけれど、調べておくわ。」と答えればいいのです。

 ドラッグ問題全般についてはHarm minimisation、害を最低限にとどめる戦略がひとつの方法です。家庭内でドラッグの使用が発覚した場合に、家族への害をいかにして減らすかということです。お互いに妥協することとなるため、親にとっても子にとっても、満足行く結果とはならないかもしれません。簡単なことではありません。爆発することなく落ち着いて話し合うことが大事です。すべてを直ちに解決してくれる魔法の杖は存在しないのです。

 Turning Point では 24時間のDirect Lineというドラッグに関する電話相談および情報を提供しています。ご家族もDirect Lineのサービスを利用することができます。

Direct Line 03 9416 1818 日本語の通訳が必要な場合は、この電話番号におかけになり通訳を依頼して一旦受話器を置き、先方からの電話を待つ形になります。相談、通訳共に無料です。

 ドラッグに関するさまざまな情報、教育のためのビデオなどはAustralian Drug Foundationより入手できます。

電話: 03 9278 8100

メール: adf@adf.org.au

父と子って?

 思春期に子供達が入ってくるころから以前と違って日本のお父さんの場合は子供との付き合いが難しくなってきます。女の子の場合は今までチュッチュ、チュッチュとキスしていたのが急に「お父さんはきたない。」と言い出したり…(日本のテレビの影響が強いのかも?)お父さんのほうでも「このバカヤロウお前なんか出て行け。」ぐらいのフレーズしか言えなかったり…(情けない)でも小さいときから信頼関係が養われている親子の場合は親子喧嘩もストレス解消かもと思えてくるのですが…本当に拗れてしまう親子も多くあります。ここで筆者が最近感動してしまった話を2つ紹介したいと思います。

– アメリカのある高校での話 –

ある女の先生がクラス全員の生徒の胸にその子の長所を書いたシールを貼ってあげました。その日のうちからクラスの雰囲気は何だか変わってきました。3日経って先生は彼らに3枚のシールを渡し、「あなたも誰かに同じようにシールを胸に付けてあげなさい。」と言いました。一人の子は就職指導でお世話になった重役を訪問してその人の胸に「あなたは大変優しい重役です。」と書かれたシールを貼りました。また残っていた2枚のシールを重役に渡しました。その重役は今度は社長の胸に「あなたは発明の天才です。」と書いたシールを貼りました。社長の手の中には最後の1枚のシールが残りました。

 社長は自宅に帰ってきてから息子の部屋に行き話し掛けました。「お父さんはいつも仕事が忙しくお前と話す事もしていなかったし、勉強の事でも叱った事があったよね。でもお父さんはお前の事を世界一の息子と思っているよ。お母さんの次にお前を愛しているよ。お前の胸に世界一の息子とかいたシールを貼ってもいいかい。」息子は静かにうなずきました。シールが貼られると、息子は涙を流し、やがて大きな声を上げて泣き始め、それが一時間あまりも続いたそうです。やっと泣きやんだ彼は話しだしました。「お父さん、実は僕、今夜自殺しようと思っていたんだ。僕なんか愛されていないと思ったから。でもお父さんがこの僕を愛してくれている事がよく分かったよ、だからもう自殺なんかしないよ。」

– 日本のある高校での話 –

ある高校にA君とB君という少年がいました。A君はクラス一の悪で、よくお店でかっぱらいや、ひったくりなどを悪仲間と一緒にしていました。B君は真面目で小心者の少年だったのですが、A君に誘われてどうしても断わり切れず、お店でA君と一緒にかっぱらいをして見つかり皆と一緒に警察に引っ張られて行きました。B君の父親は息子の顔をみるなり「何でこんなみっともない事をしたんだ、情けない、それでも俺の子か。」などとさんざん皆の前で息子を罵倒しました。A君の父親は大工さんで、仕事を放り出して慌てて警察に駆け込んできて、息子の顔を見るなり「お前がこんな悪い事をする訳がない、これは何かの間違いだ。こんなわるいことなんかお前には出来やしない。」と息子の事を盛んに弁護し、「もし本当にお前がしたんだったっらお前を育てたこの俺が悪いんだ。」と皆の前で土下座して謝ったそうです。

 クラス一の悪だったA君、お父さんの言葉に感動して、それ以来悪い事など一切しなくなり、また勉強も良くするようになり大学にも進学したそうです。ただ誘われただけのB君はどうなったでしょうか?本当の不良になってしまったという事です。

 親は誰でもよっぽどの人でない限り自分の子供の事は愛しています。でもそれが本当に子供に伝わっているでしょうか?また人は誰でも「自分は愛されている存在なんだ」という気持ちで頑張っていけるものではないでしょうか。

 今、オーストラリアのハイスクールの7年生からでもマリファナなどのドラッグが生徒の間で売買されているそうです、そのうちの何人かは8年生になったときには常用しているとのことですし、学校の中でも随分多くの生徒が1回や2回は経験していると筆者は聞いています。友達から誘われてというケースがほとんどで、兄姉やボーイフレンドからというケースも多い様です。よい友達を多くつくれる子供になってもらうためにも、日頃からの親子の信頼関係は大切ですし、子供に何か起こったときでも子供を救える大きな役割を果たしていくのではないでしょうか?

 信頼関係を築き上げるためには、気楽にコミュニケーションできる雰囲気作りをしていくうちに人生観や価値観なども話し合えるようになっていくと思います。先程の話の中の大工さんのように、子供のためには自分を投げ出して子供を救えるような親になりたいと筆者は思いました。

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ニュースレター 13号

January 21, 2020 by s9810758 Leave a Comment

ホープコネクションからのご挨拶

  デイライトセイビング(夏時間)が終わり、例年になく暑かったメルボルンの夏から収穫の秋に季節が移りました。この夏は麦茶がことのほかありがたい飲み物でした。ありふれたこの伝統的な日本の飲み物、じっくり味わうと琥珀色の世界が子供の頃の夏の風景と重なり、ふるさとが恋しくなってしまいました。

 ふるさとを懐かしむ感情は現在の都市化、情報化のなかで、もの、人が頻繁に移動するシステムでは、なかなか醸成されにくいかもしれません。「ふるさと」という言葉には、単に山、川の自然だけでなく、そこで人々が守り育ててきた生活文化、人と人とのつながりといったもろもろの要素が含まれていると思います。しかし「ふるさと」はもうイメージのなかでしか語ることはできなくなってきました。

 たとえあちこち移動していても、わたくたちはゆるやかな共同体の中にいます。最近よく「コミュニティー」とか「コミュニティーバリュー」という言葉を耳にします。人が孤立化していく傾向が一層強い大都会でこそ「コミュニティー」の再生が必要とされるからでしょう。私たちの生活空間には赤ちゃんからお年りまでが、またメルボルンのような多文化都市ではあらゆる国から来た人達がいます。そのひとりひとりがコミュニティーの成員です。わたくしたちのホープコネクションは新しいコミュニティー作りに少しでもお役に立ちたいと願いながら活動しています。

 5月にはメルボルンにいらして間もない方たちを対象に「新来豪者セミナー」を企画しております。新しい地にスムースに溶け込んでいただけるよう年1回カルチャースクールの一環として開催しているものです。詳細は最終ページをご覧ください。

 現代の価値観、生活スタイルにあった「コミュニティー」を主体的に創り、育てるならば、メルボルンが第二、第三の、あるいは一番の「ふるさと」としてわたくしたちの心に根付いていくかもしれません。そのときカプチーノが麦茶のような役割を果たすのではないかと思います。

カルチャースクール 「ビザに関するQ&A」紙上レポート

Law Partners 総合法律事務所 谷中利豪

編集部より:さる2月26日(土)に行われたカルチャースクールに講師としておいでいただいたLaw Partners総合法律事務所 谷中利豪さんより当スクールでお話下さったことを中心にご寄稿いただきました。参加者数では、ホープコネクションのカルチャースクール開講以来初めての50名近くの方が受講され、大好評でした。

 学生ビザや、ワーキングホリデービザの終了後もオーストラリアに滞在したいと希望する人がかなり多くいますので、この2つのビザからそれぞれどんなビザに変更可能なのかを書いてみたいと思います。

 学生ビザからは、条件さえそろえばワーキングビザへの書き換えができます。しかし観光ビザに変更した場合、No furher stayの条件が付くことが多く、その場合、Protectionビザ以外の書き換えが不可能になります。つまり、その観光ビザがきれる前に必ずオーストラリア国外に出国しなければなりません。

<不法滞在について>

 不法滞在がimmigrationに発覚した場合、逮捕されimmigration detention centreという移民局の収容所にいれられてしまいます。しかしそれでも尚、オーストラリアに滞在したい場合、Compliance Branchに申請すれば、本人がなぜimmigrationに申請できなかったかという理由、どのビザが取得可能なのかなどをそこが調査してくれます。

 そして本人はその間、Bridging Eビザで国内に滞在することができます。Compliance Branchの調査の結果、immigrationに申請できなかった正当な理由がないと判断された場合、また取得可能なビザがないと判断された場合は国外追放となります。国外追放となった場合、Migration Listに載せられます。一旦それに載ってしまうとオーストラリア国内に観光としても入国できない場合が殆どです。

<ビザに関する質疑応答>

Q Independent Skilled Migration Visaの申請をした後でもオーストラリアに滞在が可能でしょうか?

A 不可能。このビザ、Subclass 136の申請はオーストラリア国外でしなければなりません。ですからBridging Visaの取得も不可能です。このビザの許可が下りるまでには大変長い時間がかかりますので、もしオーストラリアに滞在するのであればほかのビザを取得しなければなりません。

Q Visitor Visa保持者がオーストラリア滞在中にビジネスビザの申請ができるでしょうか?

A 可能。申請者とそのスポンサーがこのビザ取得に必要な全ての条項を満たすことができれば、申請者はそのビザの許可が下りるまでオーストラリアに滞在することができます。その場合、Bridging Visaが発行されます。申請者はVisitor Visaが切れる前に必ず申請をしなければなりません。

Q Student Visa保持者が夏休みの間フルタイムで働きたいのですが、学校がない場合でも1週間20時間の労働規約に従わなければならないのでしょうか?

A No. 学校がない時はフルタイムで働けます。

Q 満26歳を過ぎてからでもワーキングホリデービザを取得することができますか?

A 可能。ただし特別の理由と26歳になるまでにワーキングホリデービザで旅行をしたことがないという証拠を提出できる場合。

Q オーストラリア滞在中にワーキングホリデービザの申請ができますか?

A 不可能。ワーキングホリデービザは必ず日本で申請しなければなりません。申請者はビザの許可が下りるときにはオーストラリア国外に滞在していなければなりません。

アロマセラピー

アロマセラピスト 古川玲子

 アロマセラピーとは日本語で芳香療法と訳されていますが、エッセンシャルオイル(植物の一部または全部を蒸留して水と分離させた上澄み液、植物の成分が濃縮されている-精油)を使った治療法のことを言います。マッサージ、入浴、吸入、直接療法、香水、飲み薬(フランス)などのほか、ポプリなど日常生活の彩りとしても使われます。

 エッセンシャルオイルの歴史は古く、エジプト時代のミイラの防腐剤としても使われていました。14-17世紀には、トイレのなかったヨーロッパでは排泄物を毎日窓から路上に捨てていましたので、悪臭が漂い、伝染病が数年おきに流行し、多数の犠牲者が出ていました。そこで、病院や街では抗菌、殺菌作用のあるローズマリーなどのハーブを焚いて空気の清浄化に努めていました。また、入浴の習慣がなかったので、体臭を消すためにエッセンシャルオイルをブレンドした香水をつけていました。ちなみに、香水職人には、伝染病にかかった人がほとんどいなかったそうです。

 エッセンシャルオイルの原料は、中国、アジア、中近東の原産も多く、エキゾチックな香りとして珍重されていた他、民間療法として病気の治療にも使われていました。現在のようなエッセンシャルオイルの蒸留法を発明したのは、10世紀末の、ペルシャ人の天才医師アウイセンナでした。彼は、100冊以上の医学や薬学の本を書いています。

 アロマセラピーという名が用いられるようになったのはフランスの香料会社の科学者だったガットホセの体験からです。ある日、研究中に事故で大やけどを負い、手じかにあったラベンダーのオイルの中に手を突っ込んだところ、たちまち痛みがとれ、傷跡も残らず治癒したことから研究を始め、それを科学論文で「アロマセラピー」と言う用語で発表したのです。

 アロマセラピーは日本人にとって全く馴染みの薄い物と思われがちですが、お香やお線香などの原料が洋風の名前に変わってエッセンシャルオイルになっているものが少なくありません。いくつかを例にあげると、白檀はサンダルウッド、紫檀はローズウッド、乳香がフランキンセンス、安息香がベンゾインといったところです。 エッセンシャルオイルはその化学成分によって麻酔作用や、抗バクテリア作用、瘢痕形成作用といった効用とともに、お香に求められるような精神的な作用も期待できるのです。実際に、エッセンシャルオイルを使わないマッサージと、オイルを使ったマッサージでは後者の方がずっと良い結果が出ている例が多々あります。そこで、今では病院などでアロマセラピーを取り入れるところが増えてきました。

 また、臭覚は第一感覚でありますので、病気の場合はともかく、年齢を重ねても他の器官に比べて衰えが緩慢です。子供のころ特定の匂いを嗅いだ経験を思い出したりすると、閃光のように記憶が蘇ることがあります。そこで、最近では、痴呆症や、記憶喪失の治療にこの特性を利用する研究が行われています。私のリサーチでは、出身国によって、文化や生息する植物の差から好みが違っていることがはっきりしました。 西洋人は日本人には強すぎると思われる花の匂いやエキゾチックな匂いが非常に好きなのです。ですから西洋の香水は、強くて、甘い香りがするものが多いのです。ちなみに、動物にはエッセンシャルオイルの匂いは人間の何倍も強く感じます。警察犬のように人間の感じない匂いを嗅ぎ分ける動物は、オイルは強烈過ぎて、狂ったように暴れまわることがあります。使う場合には、ごくごく薄めて使ってください。

 さて、ご自分で簡単にできるトリートメントをご紹介しましょう。まずは、好きなオイルを使って楽しんでください。体の調子によって好みに変化が出る場合がありますので、不快を感ずる場合は体が欲していないということなので、やめたほうがいいでしょう。専門家でない人は、1%以下に薄めた方が無難です。目安は、1mlは20滴から40滴くらいと覚えていてください。滴数の差は、ドロッパーという内蓋の大きさによります。マッサージオイルをお猪口一杯分で約20mlとして4-8滴と思えばいいと思います。専門家はその人の具合とオイルの種類によって5%くらいまで使用することがあります。

<自宅でできるトリートメント>

1) アロマバス

エッセンシャルオイルを3-4滴、牛乳や蜂蜜などで薄めていれます。ほのかな香りがリラックスさせてくれます。

2) 吸入(バーナー または スチーム)

バーナーに3滴ほど入れて芳香させます。アロマタイザーは便利です。スチーム吸入はボールに熱めのお湯を入れ、オイルを3-4滴おとし、頭からタオルをかぶって吸入します。咳や呼吸器のトラブルに最適です。不眠の時など枕などに1滴落とすこともあります。

3) 直接療法

ラベンダーのようなマイルドなオイルをけがの手当てにつける方法です。

4) マッサージ

20mlのベースオイル(コールドプレスの植物油、スウィートアーモンドオイルなど)に4-8滴くらい。この量で体全体ができます。手足だけでしたら、半分で十分です。ご家族で交代で行うと良いと思います。とはいっても、マッサージは専門家にしてもらうのが一番でしょう。

<注意事項>

*エッセンシャルオイルは強いのでラベンダー以外は原液を直接肌につけないほうが安全です。しかし、虫さされなど、ごく小さい範囲でならば、アレルギーや、肌の弱い人以外は大丈夫です。

*妊娠中は避けたほうが良いオイルがありますので、アロマセラピストに相談してください。

*かんきつ類は感光性がありますので、4時間くらいは日光にあたらないようにしましょう。

*皮膚炎、癲癇などには避けなければいけないオイルがあります。

*ご自分では絶対に飲用しないでください。

<便利なエッセンシャルオイル>

ラベンダー(Lavender)

精神安定、疲労回復、消炎、鎮痛、抗痙攣、瘢痕形成、殺菌

ローズマリー(Rosemary)

鎮静、頭脳明晰、消炎、鎮痛、抗痙攣作用、強心、殺菌、殺虫、 収斂

レモン(Lemon)

鎮静、抗痙攣、瘢痕形成、強壮、血圧降下、利尿

ジンジャー(Ginger)

鎮痛、抗痙攣、抗バクテリア、強壮、頭脳明晰、活発化、消化

ユーカリ

リフレッシュ、集中力、鎮痛、抗炎症、抗痙攣、去痰、利尿、抗バクテリア、

ゼラニウム

バランス(女性ホルモン、精神的)瘢痕形成、利尿

サンダルウッド

精神安定、抗痙攣、皮膚軟化、利尿、去痰

ペパーミント

リフレッシュ、冷却、鎮痛、抗痙攣、駆風、去痰、月経促進、胃痛、

オレンジ

精神安定、活力、消化促進、抗痙攣、抗バクテリア、胃痛、強壮

ジュニパー

浄化、活力、抗バクテリア、抗リュウマチ、解熱、利尿、強壮

イランイラン

精神安定、高揚、催淫、血圧低下、抗バクテリア

 このようにアロマセラピーにはいろいろな特徴があります。 特に精神的なトラブルが肉体的なものと重なったとき、たとえば、仕事のストレスでひどい肩こりに悩まされたり、気分が落ち込んでいるときなどは、芳香とオイルの作用とマッサージで、肉体的にも精神的にもずいぶん楽になります。楽になるとおのずと力が沸いてきますので、回復が早くなると言うわけです。

電話トラブル こんな時は…

 電話代に関して、家族内または、シェアメートともめたことがありませんか?自分はこんなに電話をかけたつもりはない、誰がいつかけたのかわからない、そんな問題でお困りの方、テルストラの”Local Call Details Itemisation”というサービスをご存じでしょうか。このサービスを使うとすべてのLocal callの詳細が請求書に記載されます。筆者が4人で家をシェアしていた時は、電話をかけたときに、それぞれが最後の4桁を電話の記録表に書くようにして、”Local Call Details Itemisation”を併用したら、それまで100件近い、不明のLocal callの数がほとんどゼロになりました。電話番号を書き忘れたとしても、その電話番号がかけられた日にちと時間も請求書に記載されるので、その日のその時間に誰が家にいたのかから、電話をかけた主を絞ることができました。また、過去の請求書からその電話番号にかけたのは誰なのかも判定することができるので、毎月嫌な思いをすることなく、電話代を清算することができるようになりました。ちなみに”Local Call Details Itemisation”の使用料は毎月3ドルです。Locall callに他の電話会社をお使いの方は、類似のサービスがあるかどうか、お確かめ下さい。

ホープコネクション・カルチャースクール第13弾!

 毎回ご好評を頂いているホープコネクション・カルチャースクール。今回は5月恒例の,「メルボルン新人生活講座」を開催します.新しくメルボルンにいらした皆様のための,明日からの生活に役立つ情報が満載です.ご家族連れでの参加も歓迎いたします.

   日時:2000年 5月20日(土)午前10時30分~午後1時

   場所:ヴィクトリア州豪日協会オフィス  Level 4 / 401 Collins Street Melbourne 

(Queen St. との角から西へ少し。Tram 11,12,42,109 のQueen St.、もしくは

Tram55 の Collins St. で下車。近くに公営・私営駐車場もあります。Rialto Tower の駐車場は、土曜日は一日均一料金で便利です。)

   費用:お一人5ドル(コーヒー・紅茶、日本語情報誌などの資料付)

   申し込み・問い合わせ:0408-574-824 日本語電話相談(午前10時から午後3時)まで。

 チャイルド・ケアご希望の方、こんなことが聞きたいとのご希望などありましたら、お申し込みの際にお知らせください。会場・資料準備のため事前の申し込みをお願いいたします。当日の午後9時以降、0408-574-824にて当日参加の受付もいたしますが、資料がお渡しできない場合もありますことをあらかじめご了承下さい。

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ニュースレター 12号

January 21, 2020 by s9810758 Leave a Comment

ホープコネクションからのご挨拶

 あけまして おめでとうございます

西暦2000年を迎え、新しい節目として新年をスタートされたことと存じます。Hope Connection 会員一同今年も益々充実したサービスの提供に努めていきたいと心新たにしてはりきっています。

 昨年は、オーストラリア国内にお住まいの方々からの電話相談に加え、日本からの電話での問い合わせ、さらには手紙による相談も数件受け、Hope Connectionの存在が幅広く浸透してきた証拠と一同喜ぶとともに、今後も皆様のお役にたてる福祉団体であることを願っています。日本では気にもとめない些細なことでも外国では心配の種というケースも多々あります。私どもの活動がそんな時皆様の心の糧となれれば幸いです。

 さて定着しましたカルチャースクール、1999年は、「オーストラリアの高齢者福祉サービス」ではじまり、「メルボルン新人生活講座」「麻薬の問題について」そして締めくくりは「女性の健康問題」と広範囲のトピックを扱い、参加者の皆様からご好評をいただくことができました。今年度も身近な問題を取り上げて、それぞれの分野に精通した専門の方をお招きして開催したいと思っています。特に興味のある課題・提案などがありましたらぜひお知らせください。

 Hope Connecton はボランティアの人達によって運営されている非営利団体です。以下に連記しました団体、個人の皆様方の支援なしでは電話相談、カルチャースクール、ニュースレター発行等は不可能です。前年に引き続き支援を継続してくださいます庭野平和財団、メルボルン日本人会、Multicultural Ethnic Councilの各団体機関、匿名で寄付したくださった個人の方々、カルチャースクールでゲストスピーカーとしてお招きした方々のご厚意とご協力に改めて感謝の意を表したいと思います。

 今後も Hope Connection の電話相談、カルチャースクールをご利用いただき、楽しく有意義な豪州生活をお過ごしください。今年最初のカルチャースクールは、2月に予定しています。詳細はこのニュースレターの4ページ目のご案内欄をご覧ください。

カルチャースクール 「女性の健康問題」 紙上レポート

 去る11月20日,モナシュ大学大学院に留学中の産婦人科医師、大隈良譲先生にお越しいただき、女性の健康問題についてのセミナーを開催いたしました。「女性の健康問題」というたいへん幅広いトピックであったにもかかわらず、大隈先生は快く講師を引き受け下さり、子宮ガンから男女生み分け法まで、最新の情報をまじえながら素人にもわかりやすいお話をして下さいました。紙上を借りて深くお礼を申し上げたいと思います。

 さてここでは、紙面の都合上講演の全部をご紹介できず残念ですが、子宮がんについてのお話をレポートしたいと思います。

 すべての女性に関係するもっとも大きな健康問題のひとつは、女性性器のガン。その中でも子宮頚ガン(子宮の中でも膣に近い子宮頸部に出来るガン:cervical cancer )が80%を占めています。早期の子宮頚ガンには、ほかの臓器のガンもそうであるように、特別症状はありません。不正出血 ( abnormal uterine bleeding ) やおりもの ( vaginal dischrge ) の異常、痛みなどの症状が出るのは進行したガンです。ガン組織が子宮頸部の粘膜だけにとどまっている場合には、Cone 切除という子宮が膣に入り込んでいる部分のみを切り取る手術ですみます。この場合の5年生存率はほぼ100%です。ところが、これを越えてガンが拡がっていくと、子宮全体を手術で取り除いたり、化学療法や放射線療法を加えたりする必要が出てくる上、生存率もどんどん下がっていきます。

ほとんどの早期子宮頸がんは子宮ガン検診( Pap smear test )という簡単でかつ安全な方法で見つけることが出来ます。子宮ガン検診は、膣から子宮頸部を見て、綿棒で軽くこすってその部分の細胞を採取し、顕微鏡で細胞の形などに異常がないかをを調べるものです。定期的に子宮ガン検診を受ければ、子宮頸部の細胞がガンとはいえないまでも少し正常と違っているという段階で異常を発見することができ、子宮頸ガンで大きな手術を受けたり、命を落としたりする可能性をほとんど予防することができるわけです。

 日本では子宮ガン検診は毎年受けるように勧められていますが、オーストラリアでは検診で異常がなければ2年後に検査を受けるように指導されています。正常な組織がガンになる確率が、1年後よりも2年後の方がほんの少しでも多くなることを考えれば、やはり1年毎に検査を受けた方がよいのではないか、というのが大隈先生のご意見でした。

 もう一つの子宮ガンである子宮体ガン(endometrial cancer ) は子宮頸ガンに比べると高齢で少産の女性に多いといわれています。これもやはり早期に発見することが大事ですが、子宮頸ガンほど簡単な検診方法はまだありません。ただし、Pap smear test の際に子宮内膜の細胞の異常が見つかって、子宮体ガンの発見につながることもあります。そういった意味からも,簡単で安全で有効な子宮ガン検診を定期的に受けていただきたいと思います。子宮ガン検診はかかりつけの GP(一般開業医)のところで簡単に受けられます。

日本の社会福祉制度 社会福祉構造改革 「措置から利用へ」 (前編)

 今年(1999年)の4月15日に厚生省は「社会福祉事業法等一部改正法案大綱」(あまりに長いので以下、改正法案とします。)という文書を発表しました。なんだかやたらに漢字ばかりが並んだこの文書の内容は、第二次大戦後から今までのあいだ大きな変化に乏しかった日本の社会福祉政策の構造を根底から転換させようとするものです。これまで本稿では主に日本の福祉制度の内容について解説してきましたが、今号と次号の二回に渡っては、これら制度の拠り所となる福祉政策の大転換について書いてみることにします。

 第二次大戦後から現在にいたるまで、日本の社会福祉政策の基本的考え方は「失業している、年をとった、障害を負ったなどの理由で困窮した状態にある人を救済する」という考えを基本にしています。「何らかの理由で困っている」と認められる状態にある人に限って必要な金、もの、介護力などの「援助」を与えるという考え方です。このため従来日本では福祉制度を利用する場合「措置する」という言い方をしてきました。これは困っている状態にあると認められた人に、その困った状態から脱却せさせるために必要な援助を与えるよう「措置」するからこう呼ぶわけです。

 では、あるひとが困っている状態にあるのかどうかを決める、つまり「措置をする」のはどこかといえば、これは地方自治体をはじめとする行政機関、いわゆる「行政」です。「行政」が「困っているな」と認めた人に限って必要とされる福祉制度を利用できるようにしたり、必要な金やものの援助が与えられるように「措置する」というこのやりかたを「措置制度」といいます。

 「措置制度」では「誰が」「どういった内容の援助を」「いつ」「どこで」「どれだけ」受けるのかということは、すべて行政によって決定されます。もちろんどのよう援助がどれだけ必要なのかを当事者が行政に訴える(申請する)ことはできますが、その援助を実際に受けることができるかどうかを決定するのは行政です。援助を必要とする側とそれを提供する側が直接交渉を行ない、その援助を受けることが可能かどうか、また受けるとしたら何をどれだけの頻度で受けるのかを話し合うなどということは「措置制度」のもとでは想定されていません。もしもそういった直接交渉を行い、欲しい援助(この場合は福祉サービスと呼べるかもしれません)を自分で選びたい場合には、措置制度の外で個人的にその福祉サービスを自費で「買う」こととされてきました。そして、これは皆さんが髪を切りたいときに美容師さんのもとに行くのと同じように、欲しいサービスを得るために個人が独自に判断してやっていることであって、国としての福祉制度の中ではあくまで「付けたし」のようなものと見られてきたのです。そのために費用も全額個人負担となってきました。

 つまり個人が必要としている援助はあくまで行政から措置された結果として提供されるのが日本の福祉制度の基本であって、現在オーストラリアで一般化しているような「必要なサービスを利用者が選択して受け取るという」考え方とは大きく異なるものでした。ところがここにきてこの制度を根本から変えようとする動きが出てきています。個人にとってどんな「援助」が必要なのかを行政が判断してきた今までのような「措置制度」から自分にとってどんな「福祉サービス」が必要なのかを自らが決定して利用する「利用制度」への構造改革です。これが今回いちばん最初に書いた「改正法案」の基本となる考え方です。

 前回までのこの項でとりあげてきた「介護保険制度」は、この「利用制度」を老人福祉の分野に導入したもので、構造改革の考え方が実際の福祉制度に反映される最初のものとなります。介護保険制度のもとで、あるレベルの介護が必要だという認定を受けた人は、実際の介護サービスを指定業者の中から選んで受けることになります。この制度でも誰が、どれだけのサービスを受けられるのかは保険者である地方自治体が最終的には決定しますが、これまでの措置制度とは違って「どの施設から」サービスを受けるのかということが選択できるようになります。今までは措置される対象であった利用者が、主体的にサービス利用を選択する消費者へと変化するわけです。利用者は実際に自分でお金を払って欲しいサービスを買う代わりに、自分が加入している保険制度を使ってそれを買うというかたちになります。そしてこの介護保険方式を使った「利用制度」は、ごく近いうちに障害者福祉の分野にも導入されるといわれていて、現場では具体的な導入年度についてもとりざたされています。

 この構造改革は利用者だけでなく、いままで措置制度のもとで発達してきた日本の社会福祉施設にも大きな影響を与えています。なにしろそれまで措置されてくる「利用者」だった対象者が、自己決定権をもった「お客様」になるのですから、天と地がひっくり返ったような大変化なのです。そして、これは同時に経営的な転換も意味しています。これまで生産性も効率も関係なく、毎年決まった額の「措置費」とよばれる予算を消化していれば安泰だったものから、「お客様」のニーズに即したサービスを提供し、売り上げを伸ばして損益の分岐点を超えないことには倒産もありえるという競争状態への移行です。社会福祉構造改革とは、日本の社会福祉史上初めての「市場原理」の導入なのです。

 次回はこの構造改革によって起こっている具体的変化について書いてみます。

(ソーシャルワーカー 水藤 昌彦)

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