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ニュースレター 21号

January 21, 2020 by s9810758 Leave a Comment

ホープコネクションからのごあいさつ

  今年は夏とは名ばかりの冷夏となりました。過ごしやすい日々が続く反面、例年のような40℃を超す典型的なメルボルンの夏が恋しくなります。ソルトレークシティーの冬季オリンピックが幕を閉じました。日本は残念ながら銀メダル1つ、銅メダル1つという寂しい結果となりました。今回のオリンピックではフィギアスケートで審判の不正が明るみに出て、世界を驚かせました。一番あってはならない、そして一番不似合いなこの出来事がオリンピックの現場で行われていたことはとても残念な限りです。純粋な気持ちで練習を重ねてきた選手たちにはとてもショックな出来事だったでしょう。今、世の中はとても不安定になっています。何を信じていいかわからなくなっている人も多いのではないでしょうか。殺伐とした世の中にあって、少しでも明るい気持ちで一日、一日過ごすことができれば世の中も少しずつ変わってくるかもしれませんね。

 5月は恒例の“新人生活講座”を開催いたします。こちらに来られたばかりの方のために、メルボルンの生活に必要な情報を提供いたします。ぜひ、ご参加ください。また電話相談は月曜日から金曜日、10時から3時まで受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。

家庭内暴力への対応(1)

– Intervention Order(インターベンションオーダー)

ソーシャルワーカー 水藤 昌彦

  家庭内暴力の被害者を守るための法的保護のひとつに「インターベンション・オーダー」(Intervention Order)と呼ばれるものがあります。インターベンション・オーダーは州法であるthe Crimes (Family Violence) Act 1987によって規定されており、マジョストレート・コート(Magistrate Court)がその命令を出すことが出来ます。

インターベンション・オーダーとは?

 このオーダーは家庭内暴力の被害者をさらなる被害から守ることを目的として作られたものです。裁判所によってオーダーが出されると、相手方は裁判所が指定した一定の行為をすることが禁止されます。禁止行為には下に挙げた「オーダーの適用される行為」の他に、警察官の立会いなしでの被害者への接近(例えば200メートル以内)、電話などでの連絡、銃の所持などが含まれ、裁判所が適当と認めた内容を指定します。

被害者の定義

 この法律が定義する「家族」とは「婚姻あるいは同棲関係にある配偶者、元配偶者、子供、両親、親族、そしてボーイフレンド、ガールフレンド」を指し、一般的な「家族」という言葉でわれわれが想像するよりもその範囲が広くなっています。ボーイフレンド、ガールフレンドは特に同居している必要はなく、同性の関係もその対象となります。また「親族」とは自分の血族以外に、過去あるいは現在の配偶者の親族を含みます。

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オーダーの適用される行為

 相手方が下に挙げる行為をし、今後もこれらを繰り返すおそれがあると裁判官が認めるとオーダーが出されます。

 1. 暴行

 2. 財産への損害

 3. 1あるいは2の行為をするとの脅迫

 4. 嫌がらせ、性的いたずらあるいは攻撃的態度

 5. ストーカー行為(注)

(注)ストーカー行為に対するインターベンション・オーダーは家庭内暴力に対するオーダーとは異なり、加害者が「家族」である必要はありません。

オーダーの種類

 インターベンション・オーダーには下記の2種類があります。

1. 仮命令 (Interim Order)

 これは裁判所がオーダーを出すかどうかの最終決定を行うまでのあいだ(通常数週間以内)、被害者の一時的な保護のために出されるものです。有効期間はオーダーに対する裁判所の聴取(Hearing)が行われる日までとなり、その効力は最終決定と同じです。この仮命令は相手方に一切何も知らせることなく、相手方不在で出されることが可能です。裁判所が仮命令を出すと、相手方には警察が命令の発効を伝えてくれます。

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2. 最終命令 (Final Order)

 これは裁判所がオーダーの請求を出した側、出された側の双方から事情を聞いた後に出される正式な決定です。オーダーは裁判所が必要と認めた期間(例えば3ヶ月、1年など)有効で、この期間は延長することが出来ます。

オーダーの請求 (application) の方法

 被害者、委任状を持つ被害者の代理人(友人、弁護士、ソーシャル・ワーカーなど)、あるいは警察がオーダーを請求することが出来ます。(警察は被害者の同意なしにオーダーを請求できますが、実際には大部分のオーダーは被害者あるいはその代理人によって請求されています。)オーダーはマジョストレート・コートで請求することが出来ます。また夜間等の裁判所の事務取扱い時間外、あるいはカントリーで物理的に裁判所に出頭するのが困難な場合などには、警察を通じて電話・ファックスでオーダーを請求できます。まずは最寄りのマジョストレート・コートか警察署に行かれて事情の説明をして、オーダーの請求をしたい旨を担当者に伝えるのが一般的な方法です。この手続き自体は難しいものではなく、弁護士など制度に詳しい人間でなくても請求をすることは出来ます。

 オーダーの請求が出されると裁判所は申し立てた側(the applicantあるいはthe complainantと呼ばれます)と相手方(the defendantと呼ばれます)の双方から事情を聞いて決定を出しますが、この手続きには通常数週間かかります。そこで、裁判所がオーダーの請求を認めてなおかつ事態に緊急性があると判断したときには、請求後即時に「仮命令」(Interim Order)が出されます。前にも触れたように、この仮命令は相手方に一切何も知らせることなく、相手方不在で請求できますのでたいへん有効な防御手段です。

オーダーに違反すると?

 インターベンション・オーダー自体は民事手続きですので、このオーダーが出されたからといって自動的にその相手方が刑事訴追を受けることはありません。ただし、オーダーで禁止された行為をする(オーダーに違反する)ことは刑事罰の対象となり、警察に逮捕されて起訴される場合があります。オーダーへの違反は「breach」と呼ばれ、裁判所が違反した事実を認定すると懲役、罰金などの罰を受けることになります。

ただしインターベンション・オーダーを請求した時点で、すでに相手方によって深刻な被害がもたらされていると裁判所が判断すると、インターベンション・オーダーに逮捕令状がつけられ警察によって相手方の身柄が拘束されることもあります。

 今回は紙面のスペースの関係上、インターベンション・オーダーについてのみ取り上げました。次回は家庭内暴力に関連した警察への告訴、情報サイトなどについて書く予定です。なお、本稿の内容はあくまでも一般的な情報であり、専門的な法律相談の代替となるものでも、それを目的としたものでもありません。

スインバン工科大学付属 Centre for Psychological Services

 スインバン工科大学内で、カウンセリングやその他の心理療法を低料金で行っているCentre for Psychological Services を、そのパンフレットの日本語概訳でご紹介します。

 センター・フォー・サイコロジカル・サービス(以下センターと称します)は、スインバン大学で心理学を専攻する修士課ならびに博士課程の学生達にカウンセリングを実践できる現場を与え、またコミュニティに幅広いサイコロジカルサービスを提供するために、1990年に設立されました。センターでは以下のサービスを行っています。

低料金のカウンセリングおよび心理療法

 センターでは専門家のカウンセリングを受ける経済的な余裕のない人たちにもカウンセリングを受ける機会を提供しています。カウンセリングや臨床心理学を専攻している修士課程/博士課程の学生がカウンセリングを受け持ちますが、これらの学生の多くはすでに心理学者としての登録資格を持っています。さらにこの学生達を、大学で長年研究を続けてきた経験豊かな心理療法士が監督し指導しています。

 センターではカウンセリングの対象として、次のような幅広い分野を取り扱っています。

 ・Grief and loss (悲しみと喪失)

 ・人間関係の問題

 ・不安や鬱(うつ)

 ・ストレスとライフスタイルマネージメント

 ・家庭内の問題

 ・摂食障害

 ・性的虐待・暴力

 ・異文化適応問題

 ・不妊

 ・ Men’s and Woman’s issue

 ・トラウマ

 ・健康問題

�グループサポートプログラム

 センターでは、同じ様な問題を抱えた人たちがグループでサポートしあうと効果的な分野について、以下のようなグループプログラムを用意しています。

 ・摂食障害

 ・ストレスマネージメント

 ・禁煙

 ・ある種の不安障害

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心理アセスメント

 子どもから成人までの全ての年齢層についての心理アセスメントを低料金で行っています。心理アセスメントは、知能・性格傾向・職業適性・行動特性その他を調べることによって、学校で生じている問題や仕事に対する態度などをよりよく理解する助けとなります。

教育・専門家トレーニング

 センターでは、現場で働く専門家(心理療法士・ソーシャルワーカー・看護婦・医師など)の継続的な研修のためのショートコースやセミナー、ワークショップを開催しています。

 一例として

  カウンセリングの基礎・上級10週間コース

  不安・鬱・トラウママネージメントの1日ワークショップ

  職場でのチームワークを高めるためのワークショップ

コンサルタントサービス

 センターでは政府機関や企業向けのプログラムエバリュエーションやソーシャルリサーチも行っています。

料金

 相談にかかる料金は一時間当たり、家庭の収入の千分の一となりますが、最低料金は$15,最高料金は

$50です。また初回のみ$10が手数料として加算されます。

例1:収入のない学生 初回$15+$10=$25   2回目より$15

例2:年収3万ドルの家庭 初回$30+$10=40  2回目より$30

心理アセスメント料金

 知能検査1回の基本料金が$120

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予約を取るには

 (03)9214 8653 に電話して下さい。通常その後2-3日の間に予約が取れます。

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受付時間

 月―金曜日 午前9時より午後9時

(最終受付午後8時)

 土曜日   午前9時より午後1時

(最終受付正午12時)

 日・祭日休み

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連絡先

 Centre for Psychological Services

 Swinburne University of Technology

 26 Wakefield Street, Hawthorn 3122

   (グレンフェリー駅より徒歩3分)

 Phone:9214 8653

 Fax: 9214 6857

� www.swin.edu.au/sbs/psychology/cps

 センターでは現在、臨床心理学修士課程に在学中の日本人カウンセラーが研修中で、日本語でのカウンセリングを受けることが可能です。

日系コミュニティー団体紹介

– メルボルン日本人会 –

 当会は会員相互の親睦と向上を計り、併せて日豪文化関係の進展、親善に資することを目的として1965年7月に設立されました。会員の種類は法人会員である賛助会員と個人の立場での入会による非賛助会員の2種類で、20歳以上の日本人で会費を払えば誰でも入会できます。会は駐在員とその配偶者、永住者、留学生、ワーキングホリデーなどで構成されており、現在賛助会員95社、会員数は約750名です。

 主な活動としては、文化広報部、運動部、婦人部そしてゴルフ部があり、日本人会だより、婦人部だより発行の他、日本映画の上映、ソフトボール大会及びテニス大会の開催、施設見学や講習会、チャリティ活動等年間を通じて数多く企画され、多くの会員が参加しています。また、ゴルフ部は男子部女子部共に総領事杯を含む数々のコンペを定期的に開催しています。

  その他過去1年では作家深田祐介氏講演会、宇宙飛行士毛利衛氏歓迎会、畠中大使歓迎会等を開催した他、会員の緊急連絡網を作成し、総領事館より入手した安全情報を随時連絡致しました。施設としては事務局内に図書室を設け書籍、ビデオテープ、落語・音楽のCDを揃え会員に無料で貸し出しをしております。

 メルボルン日本人会についての詳細は下記事務局まで遠慮なくお問い合わせ下さい。

 住所:4th Floor 136 Exhibition Street,

  Melbourne 3000

 Tel: 9650 3666, 9650 3667

 Fax: 9650 1245

 e-mail: jc_jsmel@ocean.com.au

 営業時間: 午前9時から午後5時 月曜日から金曜日

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ニュースレター 20号

January 21, 2020 by s9810758 Leave a Comment

ホープコネクションからのごあいさつ

 新年あけましておめでとうございます。

 おかげさまでホープコネクションは、昨年創立満5周年を迎えることができ、ささやかではありますが、日ごろの活動の蓄積から得られた情報をもとに、「メルボルン暮らしのリソ-スファイル」をニュースレター18号とともにお届けすることができました。今日までコンスタントに活動を続けてこれましたのもコミュニティーの皆様の励まし、ご協力があってこそと会員一同心をあらたにしております。わたしどもの活動に対しまして、在メルボルン日本国総領事館より感謝状をいただきましたことも、ここにご報告させていただきます。

 21世紀の幕開けとなった昨年は信じられない出来事が起こり、世界中の人々の心を重くし、私たちの生活にも暗い影を落としました。まだまだ問題は解決されたわけではなく、私たちの不安は募るばかりです。こういう時代こそ身近にいる家族、友人たちと心をひとつにして一日一日を大切に生きていくことが大事ではないでしょうか。ここオーストラリアはマルチカルチャーの国です。日本とは違い、いろいろな人種の人たちがお互い干渉せず尊重しあって暮らしています。肌の色、習慣、宗教、言葉の違いを超えてコミュニケーションができるということは今 本当に世界が必要としていることだと思います。私たちがここオーストラリアに住んでそれを実践できることはとてもすばらしいことだと思いますが、時には言葉の壁、ちょっとした行き違いから問題が起きてくることもめずらしくありません。ホープコネクションはそういう方たちの窓口となり、少しでもオーストラリアで暮らす日本人の方々のお役に立ちたいと考えています。新年にあたり、心も新たに活動していきたいと思っておりますのでこれからもどうぞよろしくお願いいたします。

日系コミュニティー団体紹介

Japan Club of Victoria (JCV)

 Japan Club of Victoria Inc.(JCV) は日本名でヴィクトリア日本クラブと呼ばれ、1982年に発足しました。会は会員同士の親睦、相互援助、また、豪州および、他のエスニック団体との文化、教育交流、地域社会へのボランティアー活動などを目的とした非営利団体です。1997年に法人登録を行い、ますます豪機関からの日本文化に関連した照会も増えてきており、豪日文化交流の橋渡しの団体として重要性も増してきました。

 活動には、隔月のニュースレター発行、旅行、日帰り旅行、運動会、講演会、ワークショップ、ジャパンフェスティバルなどの行事、「婦人部」や「実りの会」などJCV活動の中心的存在の分科会、日本文化紹介などのボランティアーを活発に行っております。関連団体で野球チームの「フェニックス」なども、JCV活動を盛り上げてくれています。

 JCV会員のバラエティーに富んだ技術や能力はそれぞれのイベントを支えています。その最たるものが「ジャパンフェスティバル」と言えるでしょう。

 ジャパンフェスティバルも今年で3回目を迎えることになりました。皆様のご愛顧により年に一度の一大行事として定着し、メルボルンはもとより、ヴィクトリア州各地から見物人が訪れます。2001年はたった4時間のホール入場者が 3000人を数え、入りきれない人も出るほどでホール中エネルギーに満ち溢れていました。次回はメルボルン総領事館、ホワイトホース市の強力なサポートと、メルボルン商工会議所、メルボルン日本人会、豪日協会、日本人学校などとの協力体制で規模も数倍大きくなり格段に充実したフェスティバルになる予定です。ホワイトホース市の姉妹都市の松戸市の参加も期待されます。入場数も 5000人から 8000人を予想しています。

 内容は、太鼓、琴などの和楽器演奏、コーラス、日本舞踊、武道のデモンストレーション等の舞台、華道、茶道などの展示、寿司、焼き鳥、たこ焼きなどの日本食屋台、食料品、日本関連品の展示販売、ガレージセール、児童の作品展示、その他の実演販売などプロ、アマを問わない自由な発想で会場を埋める予定です。

 参加希望、ボランティアー希望、お問い合わせの方は下記までご連絡ください。

場所:BOX HILL TOWN HALL

   1022 Whitehorse Rd, Box Hill (Melway 47E9)

日時:2002年5月12日(日)午前10時から午後5時

入場料:大人$2. 子供$1、家族$5(大人 2名+子供 3名)

但し入場回数制限なし

お問い合わせ:

演技部門:坂本敏範 Email:toshijun@netspace.net.au ・ : 0421-307-236

出店部門:光永 大 ・:03-9670-9683 (鳥松レストラン)      午後3時~6 時、9時 30 分~ 11 時

その他: 古川玲子 E-mail:toshi@netspace.net.au ・ : 0414-533-495

賃貸住宅の借り方 -家探しから引っ越しまでの ABC-

 貸家を借りるには、まず

(1)プランをたてる

A) 予算 

引っ越し代、プラス2ヶ月分のレントが契約時に必要。

B) 住居の形態とエリア

フラットか一軒家か、どんなエリアに住みたいかを決める。

C) 情報を集める

毎週土曜日のThe AgeにあるReal Estateセクションを見るとか、イエローページで住みたい地域の不動産屋を探して電話で問い合わせる。

インターネットで調べるのも便利。   http://www.property.com.au

http://www.realestate.com.au

(2) 物件のインスペクション

A) 条件にかなった物件があったらまず不動産屋に電話して、インスペクションしたい旨を伝え、方法を尋ねる。

 オーストラリアでは殆どの物件は、借りたい人が直接不動産屋でカギを借りて自分で物件をインスペクションに行く、というシステムになっている。その際には保証金$50と免許証などの顔写真の入った身分証明書が必要。

 その他には平日の夕方や土曜日に不動産屋とアポイントメントをとってインスペクションさせてくれる場合や、不動産屋がオープン・フォー・インスペクションの広告を新聞などに載せて特定の日時に部屋を見せてくれる場合などもある。後者の場合、かなり沢山の人が集まるのでその場で申し込み受付を締め切ってしまうのが普通。良さそうな物件がオープン・フォー・インスペクションになっていたら、必ず足を運ぶこと。(インスペクションはだいたい土曜日の10:30am~1:30pmのあいだにあるので、土曜日のThe Age を朝早くに入手してチェック。なお、土曜日のThe Age は金曜日の夜10:30pmすぎに 250 Spencer St. Melbourne にある The Age 本社でも購入できる。)

B) インスペクションの際のチェック・リスト

 第一印象(建物の周りや近所のようす)

 部屋の内部。

ラウンジ(ヒーターの有無、カーペットの汚れ)

 寝室(収納の大きさ)

 バス・ルーム(バスタブの有無)

 キッチン(水道の蛇口は水と湯が分かれていないか、シンクの数、冷蔵庫のスペースの大きさ、調理台はガスか電気か)

 ランドリー(洗濯機用のタップ、またはコイン・ランドリーの有無)

 ホット・ウォーターシステム(ガスか電気か、大きさは十分か)

 ヒーター(ガスか電気か)

 その他:広さ、きれいさ、明るさ、騒音、ガレージの有無、セキュリティーetc

 フラットの場合、時間があったら他の住人の様子も伺ってみるといい。しばらく待っていて他の部屋から出てきたら住み心地を聞いてみよう。

C) 不動産屋にカギを返し、保証金を返してもらう。

D) 気に入った場合にはその場ですぐアプリケーション・フォームに記入し、申し込むこと。(必ずしもその物件をゲットできるわけではないので、まあまあ気に入ったら申し込んでおくのがコツ。返事がくるまでに 2 ~ 3 日かかるので、その間にどれがいいかゆっくり考えよう。)

E) アプリケーション・フォームの記入の際に、オーストラリアで初めて家を借りる場合には免許証又はパスポート、名刺または社員証、銀行の残高証明等があるとよい。学生の場合には学校から在学証明書を発行してもらう。

 また reference も必要となるので、あらかじめこちらに在住の知人、友人、職場の上司の了解を得ておき、連絡先の住所や電話番号を控えておくこと。

 以前に家を借りたことのある場合には、その際の不動産屋のディテールが必要となる。

(3)新居へ移る

A) 不動産屋にてリース(契約書)にサインし、一月分の家賃を現金またはバンク・チェックで、ボンド(敷金、通常一月分)をバンク・チェックで支払う。

B) ガス・電気・電話をコネクトする。エリアによって会社が異なるので、契約時に不動産屋に連絡先をたずねておくと便利。フラットの場合水道料金はレントに含まれていることが殆どなので、その場合別個に支払う必要なし。

C) 引っ越し業者はイエロー・ページの

Furniture Removals & Storage の欄に載っているので、いくつかの会社に問い合わせて見積もりをとってもらおう。

D) 入居したら、すぐにプレ・コンディション・レポートをチェック。これは入居前の部屋のコンディションを不動産屋がチェックしたもの。指定の期日までに確認して返送すること。ここで見落としがあると出るときに弁償金代を保証金から差し引かれるので充分注意する。(例:カーペットの大きなシミが見落とされていたので、引っ越すときにその分のクリーニング代を引かれてしまった)

(4)引っ越し

A) 別の場所へ引っ越す時には28日以上前に不動産屋に手紙を送る。知らせるのが遅れた場合、知らせた日から28日分のレントを支払わなくてはいけない。

B) ガス・電気・電話の各会社に引っ越し先を告げる。

C) 引っ越し・掃除が全て終わった後でカーペット・クリーニングを頼む。早めに予約するとよい。(イエロー・ページ又はローカル・ペーパー参照の事)

 不動産屋にカギを返す。担当者がインスペクションを行なった後、ボンドがチェックで返金される。(1~2週間かかる)

オーストラリアで快適な留学生活を過ごすために (2)

 ● 友達を増やそう

 せっかくオーストラリアにやってきたのに、なかなか友達ができない、できた友達も日本人ばかり。そんな悩みを抱えている人は意外と多いと思います。

まずあなたが英語学校の生徒なら、クラスにいる他の国から来た学生と友達になるのが一番かんたん。初めはみんななんとなく国籍別にかたまっていたりするので、打ち解けにくいかもしれませんが、仲良くなれば、いろいろな国のことが解って、とてもよい経験になります。「こんどあなたがオススメのエスニックレストランに連れてって。そうしたらおいしい日本食のレストランを教えてあげる」などと、いっしょに食べ歩きから始めるのが友達作りのやさしい第1ステップ。

 ネイティブの友達を作るためには、大学の日本語学科の先生にコンタクトを取ってみるのもひとつの方法。会話の練習のために日本人を授業に招くことなどもありますから、日本語を勉強している学生と知り合いになれるチャンスがあるかもしれません。そのほか、大学の掲示板に「日本語教えます」などのお知らせを張ったり、各大学のジャパンクラブに連絡をとってみるのも良いでしょう。日本語を習っていたり、日本に興味のあるオーストラリア人は日本人と友達になりたがっている人が多いですから、わたしたちには近づきやすいと思います。

 もしあなたがTAFEや大学で勉強をされている方でしたら、授業の前後に積極的にほかの学生に話しかけてみましょう。ノートを見せてもらったり、解らなかったところをたずねてみたり。ちなみにこちらでは、自分が持ってきたガムやアメなど食べる前には、必ずまわりの人にも勧める習慣があります。こんなとこからも話のきっかけが見つかるかも知れません。

 大学のサークルにはいるのもよい手、オススメはチームプレイを必要とするスポーツ系のクラブ。今までスポーツをやっていた人はその得意な種目が一番だと思いますが、ホッケー、ネットボールなど、日本人にはあまり馴染みがないけれどこちらで人気のスポーツにトライしてみるのも面白いと思います。いろいろなクラブがありますから、雰囲気などを見るためにも入会する前に必ず見学しておきましょう。

 さて、授業の合間、週末などにいっしょにお茶を飲むような友人ができたとします。始めの何回かは自分のこと、家族のこと、日本の話、共通の友達のウワサ話、授業のこと、などで話がはずむかと思いますが、たわいもない世間話のネタがつきたときが問題。その為にも趣味が似ている人、年齢の同じくらいの人、境遇の似ていそうな人などにアプローチしておけば、共通の話題が見つけやすいでしょう。また、あなたの興味のあることがらについて、他のひとに詳しく「語る」ことができたり、それについての自分の「意見」をはっきりと持つことも英語での会話のなかでは重要なポイントとなります。自己主張をするということは、英語においては必要不可欠のもの。こういった会話の訓練を日本人は殆ど受けずに育ちますから、始めのうちは抵抗を感じる方もあるかと思いますが、難しく考えずに自分の思ったことを表現してみましょう。まちがっているか、他の人の意見と違っているか、などと気にすることはありません。発言することに意義があるのです。

 そのほかにも、あなた自身の興味の幅をひろげることが話題の幅を広げることにも繋がってくることをお忘れなく。オーストラリアでの生活の期間が短いほど、こちらの人なら誰でも知っているような知識に欠けるわけですが、それを補うためには学校の勉強ばかりでなく、生の情報も積極的に取り入れて。日本にいれば最新のニュースや流行の音楽、映画、テレビ番組など、気にしなくても自然に耳や目から入ってくると思いますが、英語では常に注意をはらっておく必要があります。そうすれば話もはずみ、より一層充実した友人関係が築けることでしょう。

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ニュースレター 19号

January 21, 2020 by s9810758 Leave a Comment

ホープコネクションからのごあいさつ

 豪州の国花ミモザの美しさをあちこちで目にし, 春の気持ち良さを感じています。また同時に、花粉症に悩まされる辛い時期に入りました。 

 さて、最近は国内外において暗いニュースが多発しています。米国で起きた同時多発テロ事件は世界中の人々を恐怖に陥れました。死亡した方達、行方が判明できていない方々を合わせますと七千人近いと発表されています。一日も早く世界の平安が訪れることを願いたいものです。豪州国内の出来事としましては、二大航空会社のひとつ、アンセット航空の突然の倒産発表による運行停止。これにより関連会社へも影響し、数万人が路頭に迷うという最悪事態となりましたが、この会社を救うための話し合いが連邦政府との間で進行中です。先ずは9月29日から、数機の運航実現にこぎつけたことは朗報と言えるかと思います。さらにコールスマイヤーデパートの大規模人員削減、大丸デパート閉鎖発表、そしてインドネシア経由で身の危険を犯してまでもオーストラリアへと移住したいボートピープル[難民]の記事が新聞紙面をにぎわしています。

 豪政府はこれらのボートボートピープルを、断固たる姿勢で入国拒否しています。5000人にも上ると言われる難民が人間らしい生活を求め、危険を犯してまでも、あらゆる手段を試みてオーストラリアへと向かってきます。これに対しての一般国民の考えは複雑、かつ意見は賛否両論です。

 日本人に直接関連したニュースでは、8月後半に南オーストラリア州アデレードで日本人女子留学生失踪事件がおこり、いまだ事件は謎だらけのようです。一日も早くこの女子留学生の消息がわかることを願っています。年々日本からの留学生が増える中、色々な問題も出てきています。生活環境、文化の違いによる誤解、さらには淋しさも加わって知らず知らずの内に孤独な世界へと、そんな時に匿名で相談できるホープコネクションをご利用ください。問題が大きくなる前の‘転ばぬ先の杖’役になれればと思っています。楽しい豪州生活ができるよう助け合っていきたいですね。

 次回ホープコネクションカルチャースクールはマークプレストン医師をお招きして親子で知っておきたいドラッグ、性教育などについてお話していただきます。詳しいことはカルチャースクールご案内(最後のページ)をご覧ください。

ホープコネクション設立5周年によせて   

ソーシャルワーカー 水藤 昌彦

 私がホープ・コネクションに関わるようになったのは、1996年、こちらでソーシャル・ワーカーの資格をとるために大学に通っていた時のことでした。電話相談の相談員の方たちへのスーパー・ヴィジョン、相談にまつわるさまざまなフォロー・アップ、そして運営資金源探しとホープの活動を通じて実にさまざまなことを経験させてもらいました。

 その経験の中で印象に残っていることのひとつとして、このオーストラリアの移民・難民に対する支援制度の充実があります。Migrant Resource Centre (MRC) をはじめとして Victoria Multicultual Commission、Ethnic Community Council of Victoria (ECCV)などの各種組織が、いろいろな場面で移民や難民の権利擁護のために活動しており、ホープコネクションの活動もこうした既存の組織の支援に支えられています。ゼロから何かを生み出していくにはたいへんな努力が必要であるということを考えれば、ホープコネクションが生まれ、現在まで活動を続けてくるにあたって、こういった既存の組織から受けた援助が果たした役割は大きなものがあったのではないでしょうか。

 移民・難民のもつ多様なニーズを満たすにはこれらの組織・サービスだけではまだまだ不足な面が多々あることは確かです。しかし、これらの組織がこの国に存在し現実に活動を続けているというその事実には十分な価値があると確信しています。

第18回カルチャースクール紙上レポート:

メルボルン「車生活あれこれ」

吉澤ドライビングスクール 吉澤通明

 第18回カルチャースクールの内容を講師の吉澤通明氏よりの寄稿でご紹介します。

天国と地獄

 メルボルンは、世界で一番生活しやすい都市に過去選ばれていますが、その条件の項目に「車での生活がしやすい」事が掲げられています。それは、渋滞がないことや車でのショッピングの際に駐車がし易いことなどです。逆にいうと、車がないと不便な都市ということになります。

 オーストラリアに生活する方々の中には、駐在、学生、永住いろいろな条件の方々がいますが、テーマに沿って考えると、運転の得意な方と運転の苦手な方(免許の有無に関わりなく)に大別できると思います。ある意味「運転が得意な人には天国」「運転が不得手な人には地獄」という事になります。

信頼の法則・疑いの法則

 信頼の法則・疑いの法則とは何かと申しますと、交通ルールの成立に基礎的な考え方の違いを見出しています。その違いについて例をあげてみましょう。

 まずは、日豪の考え方の違いですが、社会的な背景として「指示を待つ」傾向性のある日本と、「自らの意思を実現する」傾向性の強いオーストラリアです。

 次に道路交通法の成り立ちの違いです。日本は、ある程度成熟した車社会の考え方を輸入したところがあります。それは馬車から自動車の始まりという歴史的な変遷を経験していない点にあります。

 ここで多くを語るスペースはありませんが、必要性に応じてルールを作っていった欧米(豪州も含む)、そしてそのルールを輸入した日本。といった形になると思います。

 次が「契約の思想」です。日本では、出会い頭の事故などに関して、どちらがどこまで出ていたかなどと細かなところまで現場検証することと思いますが、こちらでは、そう言った際、どちらが譲るべきであったかが問題視されます。「交通ルールは契約」という発想に基づきます。

 その契約の内容は、「優先順位の考え方」に大きく現れます。例えば、STOP や GIVEWAY の標識に面した人は、交差点を出るまでその義務を課されている(豪州)事になります。それは、「ここまで出ていたから」(日本)という判断の規準が入る隙はありません。

 さらに、国土の広さが違います。日本のように道路にペイントをたくさん使うことができません。センターラインなどが書かれていない所でも、ないわけでなく、あるという前提でルールができています。ペイント代の節約をしているわけです。そこでは、運転を希望する人の責任が多く問われています。

 後は紙面の許す限り、箇条書きに説明します。本来はスライドの説明である点ご了承下さい。

1、道路の特徴:センターラインの有無、道路標示があるとは限らない。

2、停止線の位置など:交差点におけるギブウェイの破線の位置などが日本と違う。

3、路上駐車の許可:路上駐車は「いる」という前提で運転をした方がいい。駐車中の車などのドアは、日本のように後続車に気を使いながら開けることはほとんど無いので、ドアの開閉距離よりも近く通過することは避けた方がいい。

4、レーンの使用:キープレフトが原則になっている。3レーン以上ある場合、真中のレーンを使うと一番安全。信号などでは、このレーンが一番混んでいる可能性が高い。時間を惜しんで運転するというよりも、楽に運転する事を優先している。

5、制限速度の違い:住宅街は50Km制限、全般的に車の速度は速い。

6、スリップレーン:信号に関わらず進行できるが、例外的にスリップレーンを対象とした信号があるので注意が必要。歩行者には譲る義務がある。

7、 自転車レーン:左折、駐車などのために手前50m使用することは許可されている。自転車は日本(軽車両)と違い車両としての義務と権利を与えられている。

8、レーンチェンジ:初心者に対する教習として、ルームミラーの確認、方向指示器、肩越しの死角確認が徹底して義務付けられている。

9、ミラーの違い:オーストラリアの法律では、ミラー類は平面鏡を指定しています。日本のそれは凸面鏡であることが多く、視界の広さを重視しています。ここでは、距離感を重要視しています。

10、右折:右折時にレーンの指定がある場合、指定を守る。

11、右折の信号待ち:右折時に交差点の真中で信号が変わるまで待つ時がある、日本ではその際なるべく前に出てハンドルも切って待つ。ここでは、この動作は自殺行為として非常識な運転となる。対向車にとっても追突を受けた時に対抗車線に突っ込んでくる恐怖を持たせることになる。(日本の常識は時として、ここの非常識になります)

12、左折:左折時も同様

13、Uターン:日本は、基本的にUターンは禁止されていますが、ここでは基本的に許されています。出来ないところが指定されています。Uターン禁止、右折禁止など。

14、矢印の信号:日本と違い矢印の赤があるので注意。前方の信号が青でも矢印の方向が赤であれば、その方向には進めない。信号無視となる。

15、信号への対処の仕方:信号の間隔、その距離など日本と違い青信号を警戒することが必要、信号のある交差点に到達する時点で黄色及び赤に変わる可能性を警戒することが大切。停止距離を念頭に置き、停止のために必要な距離が無くなってから通過を決定するべき。

16、信号の種類:交差点の信号、又は横断歩道の信号の識別を怠らないことによって、信号が変わるタイミングをつかめる。

17、先を良く読むこと:大型車は20秒先を考えながら運転する必要があります。せめて4秒先ぐらいは普通車でも読めるようにしていきたいものです。

18、 急がないこと:信号などを含めて基本的に急ぐ運転をしないことが交通事故を起こさないコツ。その上で相手が突っ込んでこないかどうかを警戒しながら運転するぐらいのつもりなら、自分から事故を起こすことはまず無くなる。相手に急ブレーキをかけさせると、相手がかけなかった時に事故になっています。相手によけさせる運転をすると、相手がよけなかった時に事故になっています。相手に決して自分の身をゆだねない事が、自分の身を守るこつです。そう言う意味で「疑いの法則」で運転して下さい。

19、信号での停止位置:先頭の場合停止線を越えないことが大切なのは勿論のこと、停止車間距離は日本よりも広く取ることが一般的。万が一、前の車が立往生してもハンドル操作で避けられることを、準備した方がいい。

20、車線の増減:時間帯制限などの例外を除き、左側のレーンが増減していると思った方がいい。信号の時間の長さなども影響し、信号の直前で車線を増やし、直後に車線を減少させている。フリーウェイの合流などの原理で一貫されていると思った方が正解だ。

21、意思標示 :レーンチェンジなどですぐにチェンジできない時、日本ではキャンセルしますが、ここでは方向指示器は出し続けた方がいい。意思表示をキャンセルするとチェンジする意思の放棄になる。察してくれることは無いので、チェンジしたい意思は伝えなければならない。安全にチェンジできるまで待てばいい。

22、右方優先 :標識で制限されていない交差点では、右から来る車が優先される。車線の増減やランダバウトと合わせ、基本的に右にいる人を優先させるという感覚の方が道路上ではしっくりと来る。

23、標識:標識はその形からして法律上区分されています。八角形‐STOP、逆三角形‐GIVEWAY、ラウンダバウト、ひし形‐注意標識などです。自分が標識に面していない場合、相手が何の法律に面しているか裏から見ても判断できるようにしておきましょう。いざという時に相手の違反を指摘することが出来ます。

24、方向指示器:日本では方向指示器が出ている場合、出している車がその方向に行くという前提で運転できる。いわば「信頼の法則」が成り立つ。相手のドライバーも日本人である可能性が99%といっていい。しかしここでは、相手は日本人である可能性は99%無い。方向指示器を信じて行くと、裏切られた時に自分が悪いことになってしまう。方向指示器通りに行かないと思って疑ってかかった方が正解だ。

25、標示の無い交差点:日本と違い道路上のペイントがあまりない。交差点の中心に日本の道路上に書いてある◇マークをイメージしてその右側を通過するようにすると、右折車が相互に、法律上通過する地点を通過できる。ただ、相手が法律を守ってくると思っていくといつか裏切られる。その時はぶつかっている可能性が高い。

26、車線区分:レーン標示が無い場合でも道路の幅が充分な場合2レーンという認識で使い分けた方が安全、法律はそれを要求している。

27、歩行者:歩行者に対する優先事項は日本と違いあまり無いが、右左折をする場合譲る義務がある。逆にいうと直進車は歩行者に対して譲る義務が無い。

28、横断歩道:日本の横断歩道と違い、渡ろうとする人を探して、譲ろうとして行く方が、こちらの人と同じ運転に近くなる。ここでは、「歩行者は神様だ」と思っていた方がいい。

29、踏み切り:踏み切りは日本とは違い無条件の一時停止はしなくてもいい。むしろしない方がいい。追突される危険性の方が高い。踏み切りに GIVEWAY 及び STOP サインが立っている場合、その法律に従います。

30、学童横断路:ここでは横断歩行者に譲るという感覚ではなく、横断し終わるまで止まっているという動作が必要。歩行者の後ろを抜けて行くこと自体が違反。

31、ラウンダバウト:日本と違い、交差点の真中に島を作り、交通整理している。信号は、車を止めて交通整理しているが、ここでは必要以外止まらないこと。歩行者に譲る義務は右左折者に対しても無い。

32、トラム:トラムは基本的に神様だと思って、邪魔をしないこと。邪魔をしなければ右折やUターンはある程度自由に出来ます。時間帯の制限に注意すること。黄色線の種類にも注意して、朝夕の時間帯制限を確認すること。黄色の車線区分はフェアウェイルールといってトラムに関するものです。

33、縁石の黄色線:駐車が禁止されているという意味です。

34、レーンチェンジ:交差点内におけるレーンチェンジは、日本では禁止だ。ここでは明文化された禁止規定は無い。しかし、しない方が安全だ。日本と同じだと思っていた方がいいが、それでも必要な時は気にしないで実行しよう。

35、フックターン:トラムの通行を邪魔し無いように、右折車が左から次の信号を待って右折します。

36、チャイナタウン:歩行者天国だと思っていた方がいい。

37、マイヤー :横断歩道、歩行者の動きから心理を観察するといい。

38、市内の通行:トラムのある場合、直進は右、右左折は左側を走ると正解。

39、トラムレーン右折:フックターンの標識がない場合フックターンできない。

 以上ちょっと尻切れトンボのような形になりましたが、各項目をもって内容を把握してください。

日系コミュニティー団体紹介 「JCV実りの会」

 シリーズで日系コミュニティー団体のご紹介を掲載しています。今回は、ヴィクトリア日本人クラブ(JCV)の中にある「JCV 実りの会」からの寄稿をいただきました。

 以前、「シニア会」と呼ばれていたのですが、メンバーがシニアばかりだと運営、準備がたいへんになり、3年前に「実りの会」と名を改めました。将来、日本人コミュニティーで高齢化に向かうネットワーク作りの勉強会をしています。

 平成12年10月1日現在、メルボルン総領事館発表のヴィクトリア州在留邦人の数は:

 長期滞在者 4058  男性 1652  女性 2406

 永住者   2853  男性 1059  女性 1794

 合計    6911

 この他に国際結婚し国籍を変えた人、短期滞在者がいるのですが、上記の数字を基準にしてみると、

 2001年 65歳以上を 5 %として、 350人

 2020年    10 %   700人

 2051年    20 %   1400人

の該当者が出ることになります。

 日本で抱えている高齢化問題に加えて、海外で生活をしている元日本人/在留邦人が考えていかなければいけない問題が、言葉と、環境の問題でしょう。家族揃って移民してきた家族で、大黒柱のお父さんが先に逝った場合、お母さんは残った家族を守っていけるでしょうか?国際結婚をしている夫婦が痴呆症で英語を忘れてしまった場合、充分なコミュニケーション、介護ができるでしょうか?

 オーストラリア政府のAged Care Systemは、現在介護者の不足、資金難が始まっており、これから10年、20年後、どのようになっていくか定かではありません。イタリア、ギリシャ、中国、ヴェトナムなど以前の国籍を共にするグループも自分達の入れる Nursing Home や Retirement Houseを作っています。人口の限られている日本人コミュニティーでそのような設備が作られるかどうかはわかりませんが、介護を必要とする人がいれば手伝いに駆けつけられる「助っ人」グループを作ろうではないか…というのが「実りの会」の目的です。

 そのために保険や車椅子に乗ってみる体験、オーストラリアのシニアのグループとの交流や、視覚・聴覚が不自由な人々をサポートするグループとの話し合いなどを行ってきました。JCVが母体ですが、先日クラブで行ったアンケートではクラブに入っているかいないかは問わず、話し相手や、買い物の手伝いなど、日常のちょっとしたことを手伝えるようなネットワークを作ることができれば良いと考えています。

 しかし、まだほとんどが働き盛りで時間の余裕がなく、毎月の例会が第3火曜の10:30 amということもあって集まることが難しいようです。「夜や週末なら参加することができるのだけれど」という声もあるのですが、そうすると足の便が無いシニアのかたがたが参加できないと言うことになります。参加できない人たちのために、日本語新聞などで記事をだすことは報告の意味を持っています。 オーストラリアの人たちも、「定年になったからそろそろボランティアーとして働こうか?」と考えるようで私たちも後5年、10年先を目指しているのです。(その頃には世話をされるほうになってしまうのですが)御興味がありましたら一度会に顔を出してみてください。

 10月の実りの会は「Aged Care 施設訪問」を予定しています。CAE のVivian Decleva先生が特別に付き添いして下さり、普通にナーシングホームを訪問しても見落としがちな「つぼ」、つまり、ケアの中味をチェックするポイントを教えて下さいます。ナーシングホーム選びの選考にしていただければうれしいです。また、このような施設で働くボランティアの資格や責任範囲についても説明していただく予定です。 

 詳細、場所はお問い合せのあった方に直接ご連絡いたします。

日時:10月16日(火) 11:00am~1:00pm

  場所:会場詳細は下記連絡先にお問い合せ下さい

  会費:大人$10(会員)、$15(非会員)

  連絡先:まり  9397-8421

      みどり 0418-540-865

      いずみ 0419-588-498

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ニュースレター 18号

January 21, 2020 by s9810758 Leave a Comment

5周年記念号 ホープコネクションからのごあいさつ

 今年もスキーシーズンの到来です。山岳地方からはうっすらと雪化粧した景色の便りが届きました。さて、今年も後半に入り気の早い人は夏休みの計画を練り始めているのではないでしょうか。

 2001年は連邦百周年、世界ボランテイア年、そしてホープコネクションにおきましては、非営利団体として公認され、活動開始いたしましてから満5年を迎えた記念すべき年でございます。我々、ホープコネクションのメンバーが今日まで草の根活動ができてこられましたのも偏に多くの団体、そして個人の方々のサポートや協力があってのことでございます。改めて心より感謝申し上げます。

 さて、年々日本から留学されてこられる学生さんの数が増加しています。大学生中心だった一昔から比べますと高校生、さらには中学生も増えています。家族と離れ、ましてやホームステイや寮生活故に様々な問題にも直面されるケースがあるようです。ホープコネクションの電話相談は、匿名で受けておりますので安心してご利用いただいております。年4回開催のカルチャースクールは皆様のニーズを常に考慮しながら企画しております。またニュースレターは要所要所に置かせていただき、より多くの方々に情報が伝わるよう計ってまいりました。近年では、インターネットを利用して日本からのお問い合わせも増えております。

 今号は記念号といたしまして、お手元にあると便利な各種相談機関、日系団体などの連絡先リスト、ホームページアドレスなどをまとめた「保存版:リソースファイル」をお届けいたします。ご利用いただければ幸いでございます。

日系コミュニティー団体のご紹介 (2) :

社会福祉法人 サポートネット虹の会

理事長  中原 武志

 パースは、世界一美しい街とか、世界一住みたくなる町などという紹介がなされております。事実気候の比較的安定した、そして温暖なパースは、その広大なエリアに僅か130万人程度が住むという非常に恵まれた住環境であることに嘘偽りがないでしょう。

 そのパースに、日本人は約3千人から3千5百人程度がいるのではないかというのが総領事館のお話です。パースメトロポリタンエリアは大体、東京都と神奈川県を合わせたぐらいの広さになります。このような広大なエリアに3千人程度がいましても、それぞれがあまりかかわることがないか、あるいは村的な関わりの中で生きていくかのどちらかの選択になるでしょう。

 もし、困った時に誰に助けを求めるかという問題では、当然のこととして「友人」が挙げられますが、友人は「昨日の友は今日の敵」ということもありえるわけですから、絶対的な安心を得るということにはなりません。

 かつて、ある日本人組織のメンバーの家族が亡くなった時、頼りにしていたひとり娘を亡くして狼狽している両親に対してなんの手助けもしていないのを見たとき、憤りに近いものを感じました。

 組織は、親睦を旨としていても、楽しむだけのグループは存在価値がないとわたしは考えております。1999年3月から準備をはじめ、ようやく2000年8月に法人としての認可をいただいたばかりでこれといった活躍はいたしておりません。

 これまで、ナーシングホームに入居しておられた邦人のお世話や、脳梗塞で入院しておられた方の食事、リハビリなどのお手伝い、各種講習会、電話相談窓口などをしてまいりましたが、パースで最大のオーストラリア人のボランティア組織と提携が出来まして、ガーデンケアー、ハウスケアー、運転代行などの作業を、わたしたち日本人のためにやっていただいております。

 これからは、ホープコネクションさんをよき先輩として学ばせていただきながら、よりよきボランティア組織として成長してまいりたいと願っております。多くの皆さんのご支援を心からお願い申し上げます。

第17回カルチャースクール紙上レポート: メルボルン新人生活講座

 雨がぱらつく晩秋の5月19日(土)、恒例のホープコネクション「メルボルン新人生活講座」が開催されました。 今回より会場がモナッシュ大学のJapanese Studies Centre に変わり、車でいらっしゃる方には駐車など便利になりました。当講座のお知らせで、Melway 84Aとご案内いたしましたが、旧版と最新版では異なり(最新版 MelwayではP. 475 にキャンパスの詳細図が載っております) 一部の方にごめいわくをおかけしました。お詫びと共に訂正させていただきます。

 今回のカルチャースクールには、おかげさまで会場いっぱいのご参加をいただき、活発な質問も飛び交い、予定時間を大幅延長した「新人講座」となりました。

 今回ご提供したトピックは、

 * 電話帳、Melway、Community Directory の利用の仕方

 * メルボルンの公共交通機関について

 * 住居の探し方

 * 学校、教育

 * 医療について

 * 銀行、クレジットカード

 * 日本語情報誌、放送メディア 

など多岐に渡りました。参加された方々には、それぞれ個別のご質問などがあり、終了後もあちこちで会員を囲む輪ができていました。毎年催される「新人講座」も今年ですでに5回目となり、講師はすべて自前で行うという私ども会員にとっても日ごろの勉強を試すよい機会となりました。 ホープコネクション発足5周年特集 ホープコネクションの歩み

 ホープコネクションは、1996年8月設立以前より当会の前身ともいえる「ビクトリア在住日本人のメンタルヘルスを考える会」として学習、情報交換活動を約2年近く続け、それが発展して今日にいたったものです。この機会にこれまでの歩みを振り返りながら活動の一端をたどってみたいと思います。はじめに「ビクトリア在住日本人のメンタルヘルスを考える会」を組織された山本 和儀 精神科医より当時の様子をご寄稿いただいておりますので、ここにご紹介します。*「ビクトリア在住日本人のメンタルヘルスを考える会」の活動を振り返って

   琉球大学医学部精神神経科講師 山本和儀(元メルボルン大学医学部客員研究員)

 多文化主義のオーストラリアで多文化間精神医学を学ぶために初めてメルボルンを訪れたのは1994年9月初旬であった。筆者の研究テーマは精神障害の予防的介入に対する多文化間精神医学的研究で、主に精神障害(者)に対する医学生の態度・偏見についてのこれまでの比較研究を発展させることであった。

 当初は研究所に通い論文収集と原稿執筆の地道な日々続いた。週末には市内の散策や、写真撮影、エスニック料理、ブッシュウォーキングなどを楽しんでいた。しかし、患者さんの診療を離れ、地域社会とのつながりも弱まってしまい、しだいに不全感におそわれることとなった。というのも留学先のセントビンセント病院ビクトリア多文化間精神医学研究所(Victorian Transcultural Psychiatry Unit)はビクトリア州のNESB( Non-English Speaking Background)移民に関わる精神医療の研究、診療、教育、政策決定などの中心になっていて、全豪にネットワークを広げ、それぞれのエスニックグループに対する精神医療・保健サービスの構築を支援していたのである。筆者としては、そのような場にいながら単なる調査や論文執筆だけでは物足りなく、邦人人口5000人を抱えるビクトリア州にどれだけ多くの精神医療のニーズがあるか予想できないわけではなかったので、行動を開始することにした。頼りにしたのは、沖縄を離れる前に金城清子津田塾大教授からいただいた「在メルボルン日本人研究者名簿」のコピーであった。それをもとに在留邦人のメンタルヘルスに関心を持ってくれそうな研究者に声をかけ、ラトローブ大学や、モナッシュ大学にも出かけて情報を交換し勉強会への参加を促した(詳しくは拙著「邦人海外渡航者の精神保健対策」)。

 着任から3カ月経った12月9日、Gertrude Street, Fitzroyの研究所(VTPU)で初めての会合を開いた。「メンタルヘルス・多文化社会・日本の心」のテーマで案内のチラシを作り、「多文化社会ビクトリアで暮らす日本人の異文化体験・教育・保健・メンタルヘルスに関心のある方,今何が問題で,どのような対策が必要かについて話し合いませんか」と呼びかけ、25人が集まった。研究所の上司や、同僚からの小講演に加え、在留邦人のうち菅野和子、中村ひで子、川田治子の3人の貴重な事例紹介、研究報告、提言などがあり、さい先のよいスタートが切れた。その後、総領事からの励ましもいただき月一回の会合をもち、会の運営や今後の活動について話し合った。JCVからの協力が得られ、住民の方からの相談や、専門家からの問い合わせも増えた。95年8月末には帰国せざるをえなかったが、折から南川節子医師が研究所を訪ね、筆者の活動に関心を示してくれた。その後、1995年8月に行われた「Conference on Cross-Cultural Conflicts among Japanese in Australia」を一緒に運営した。そして引き続き Hope Connectionとして発展し、日本関係組織の一つとして役割を果たされていることは、誕生のころ関わっていた者としてうれしく思っている。メルボルン在住邦人のメンタルヘルスへの関心は、キャンベラの高田医師によって詳しく調査されたが、その成果が皆様のストレス対策やQuality of Lifeの向上に役立つ事をお祈りして結びとしたい。*ホープコネクションの誕生とその活動 (編集部)

 メンバーが固定してくるにつれ、実際何かやりたいという声がどこからともなく起こり始め、では「電話相談」はどうかと話ははどんどん進行していった。「電話相談」開設にあたっては、精神科医、ソーシャルワーカーなどの援助で相談員の訓練、倫理規定など細かな準備作業を行った。ボランティアであってもある程度の専門性が要求されるため、信頼性ある会員の確保を図り、またきちんとした運営をしていくためにも法人組織とすることが決定し、96年8月非営利の社会福祉団体「ホープコネクション」としてビクトリア州の登録を受けた。

 しばらく活動の中心は「電話相談」に置かれた。始めは1台の携帯電話を相談員同士が回してその任にあたっていた。電話が来るとビクッと緊張し、来ないとほっとするというのが当初の頃の反応ではあったが、現在では経験をつんだ相談員はゆとりを持って応対している。それというのも毎月電話相談員セミナーが開かれ、事例の発表、意見、情報交換、学習等を積み重ねてきた結果であろう。もちろん難しい相談に遭遇することもある。提供した情報が役立ったかどうか、その後が気になることもある。電話を切るときコーラ-の方が「明るい声」に変化していくのがわかるとき相談員としての喜びが実感される瞬間でもある。なお最近はメールによる相談も増えてきている。

 電話相談が軌道に乗り始めてから、活動を継続発展させるには財源確保が是非とも必要という声が次第に高まり、関係機関への働きかけ、バザーへの参加、助成金の申請など試みた。幸い、ホープコネクションの活動に理解を示してくれる団体から資金援助を受けるようになった。これまで庭野平和財団、日本人会、 Good Neighbours Trust Fund, Victoria Multicultural Commission から助成を受けてきた。電話相談事業の継続、印刷代、事務機器の購入などにそれが充てられている。

 「電話相談」を広報宣伝する目的もあり、次の活動課題は「ニュースレター」発行に焦点が当てられた。ニュースレター第1号の発刊は1997年3月であった。以来一回の休刊もなく年4回のペースで発行が続けられている。これも初期の頃は、JCVのコピー機をお借りして、会員がコピーしていたが、現在は発行部数も増え、印刷屋にお願いをしている。日系団体、法人(日本人会、日本クラブ、日本人学校、メルボルン国際日本語学校、豪日協会)、日系ビジネス関係者(日本レストラン、日本食料品店、デパート、お土産ショップ)、大学、総領事館、語学学校などメルボルン市内約20箇所あまりに無料で配布されている。この他に郵送にて、他州の日系コミュニティー、日系メディア、ホープコネクションに協力している団体(庭野平和財団など)や個人、購読を希望する個人に送付されている。

 1999年7月よりホームページが開設されニュースレターはインターネット上でもアクセスできるようになっている。なおホームページアドレスは、

http://members.optushome.com.au/hopec

今後会員が増えれば発行回数を増やしたり、ページを増やしたりすることも可能であろう。

 さらにニュースレターの発行と平行して、「ホープコネクション_カルチャースクール」が3ヶ月ごとに企画されている。参加対象者はオーストラリアに来たばかりの人、駐在などの一時滞在者、あるいは永住者、女性、さらに全日本人社会を対象にとバラエティーに富んだトピックを選択してきた。これまでに、「新来豪者セミナー」「賃貸トラブル」「女性の健康」「ドラッグ問題」「ビザ問題」「食材探検」など扱ってきた。初期の頃は移民者向けの公共サービス機関、「マイグラントリソースセンター」などを会場に借りて行った。その後、第5回からは街の中心部に位置する、「豪日協会」の事務所を使わせてもらっていたが、この度の第17回からモナッシュ大学キャンパスにある、Monash Japanese Studies Centre をお借りすることになった。いずれも無料で提供を受けているが、HCの活動や、その意義を理解していただいているためである。

 これまでのアンケートでみる限り、大半が講座の内容に満足している。実際カルチャースクールが楽しみで何度も足を運んでくれる人々もいるほどである。

  以上駆け足でホープコネクションの歩みをたどってみたが、このようにみただけでも、私たちの呼称にも象徴されるように色々な機関とのコネクションがホープコネクションの発展維持に重大な役割をはたしてきたことがわかる。さらに目立たない仕事を進んで行ってきた会員一人ひとりの貢献も忘れてはならないだろう。困ったときはいつも「ホープコネクションがある」そんな存在感と、難しい時代だけに一縷の「ホープ」を提供する組織でありつづけたいと願う。ホープコネクションに参加して

 ここで日ごろ目立たないところで活躍している会員の「声」をお届けしましょう。*

● ホープコネクションに入り、活動して4年ほどになります。参加のきっかけはすでにホープで活躍していた友人からの誘いでした。もともとボランティア活動にはとても興味がありましたが、自らすすんでやろうという気持ちには至っていませんでした。

 はたしてわたしに何ができるのだろうか、人のお役にたてるのか、半身半疑で臨んだ初めてのミーティングで、ホープのメンバーのかたがたのお話を聞き、本当に普通の人たちが自分たちの経験や知識を生かして無理なく活動されていることを知って、これなら私もできるかもしれないと思いました。

 個人的な話になりますが、わたしは小さいながら自分で事業をしております。無駄なく動き、その動きが利益につながらなくてはいけません。だからこそわたしにとってボランティア活動は利益を考えず、自分の時間、能力を誰かのために提供できる貴重な体験です。ストレスでいっぱいの生活の中でホープを通してのボランティア活動は少し大袈裟かもしれませんがひとりの人間としていかにあるべきかを私に教えてくれているような気がします。これからも、ささやかですがホープを通して少しでも地域の方々のお役にたち、また自分も成長していけるようにがんばっていきたいと思っております。(会員 M)

● ホープコネクションの会員になって5年くらいです。以前は仕事をしていましたし、 数年前に出産しましたので現在は子育てに追われており、活動的な会員ではありません。他の会員を私ができる範囲で手伝いしている状態です。あまりお役に立っていないのですが退会を迫られることもなく、私でもできそうな役割を振り当ててもらっています。

 会の活動を通していろんな方と出会ったり、施設や機関を訪問したり、ボランティア活動といいながら私のほうが得しているのかもしれません。

 オーストラリアの日本人は少数民族ですので日本語で受けられる公のサービスがとても少なく、かと言って日本人相手の民間企業だけに頼っていては選択肢がとても狭くなってしまいます。こんなことがあったらここに連絡、これに対してはここでサービスを受けられるといった有益な情報を、メルボルンに住む日本人が快適に生活できるように提供していく のがホープコネクションの役割の一環だと思っています。数年後にはもう少し積極的な会員になっていることが私の現在の目標です。(会員 S) 

 ホープコネクション5周年にあたり多くの団体の皆様から励ましのご挨拶をお寄せいただきました。以下にご紹介いたします。(団体名称ABC順にて掲載させていただきます)*

● 5周年おめでとうございます。私共は、拙誌「伝言ネット」を発行している関係で、いろいろなお問い合わせやご相談を受けますが、資格のある専門家ではないので込み入った件、法律が絡む件などはホープコネクションさんを紹介させていただいております。異国の地で生活していると、滞在の長短に拘わらず親身になって相談にのってくれる機関があるのは本当に助かります。これからも、メルボルン日本人社会になくてはならない機関として、サポートを提供し続けていただきたいと願っております。(伝言ネット 石原 敏郎)

● On behalf of the Ethnic Communities Council of Victoria I am pleased to extend our sincere congratulations for your organisation’s fifth anniversary.

As I can recall your first and subsequent meetings at 61 Fitzroy Street St Kilda, I am delighted to see that your organization has continued to thrive in Victoria.

Community welfare groups like yours play a vital role in maintaining support, providing links and ensuring that people are connected in a new community. Your volunteer help line, information sessions and newsletters are positive contributions.

This year being the United Nations Year of the Volunteer, it is most appropriate that your fifth anniversary is a celebration of the voluntary nature of your group, and a testimonial to your good endeavors and hard work.

On behalf of the Council I wish your organization every success and I congratulate the Committee of Management for their untiring efforts and contribution.

I look forward to extending my further congratulations at your tenth Anniversary(George Lekakis,Chairperson, Ethnic Communities Council of Victoria)

● ホープコネクションの皆様、創立5周年おめでとうございます。創立当初、メルボルン社会に根付くまでうさんくさい目で見ている人もありましたが、今は、そういう人もほとんどないようですね。地道な活動が評価されている現れです。電話相談、カルチャースクールなどは、完全に定着しています。今後は、私どものような他の団体とも協力し合い、ますます「世界一住み易い都市メルボルン」にしていきませんか?今後のご発展、ご活躍をお祈り申し上げます。(Japan Club of Victoria 会長 古川玲子)

● ホープコネクション設立5周年を心からお祝い申し上げます。これまで5年間にわたり、各種セミナーや電話相談等を通して私達日本人がこの国で生活をしていくうえでの有益な情報や留意点などをご提供いただき、ありがとうございました。メンバーの方々、関係者の方々のご努力に敬意を表したいと存じます。ホープコネクションの益々のご発展と活動の充実を祈念しております。(メルボルン日本人会文化広報部長 早瀬正敏)

● 5周年おめでとうございます。これからも日本人社会のためのご活躍を期待しております。 (Moshi-Moshi ページ オーストラリア)

● ホープコネクションさま、創立5周年おめでとうございます。何事も、立ち上げる力と、継続する力は車の両輪のように大切で力のいるものですが、ホープコネクションさんは、それを見事にやっておられることに、心から敬意を表します。

 これもひとえに、会長のデービス洋子さんをはじめとして、会員の皆さんの心が一致してやって来られたこそだと推察しております。受け手になる人は多くとも、担い手になる人が少ない中で、これからもますます多くの人たちの支えになっていかれることでしょう。今後は、わたしたちのよき先輩としても、ご指導を賜りますようにお願いいたしますと共に、ますますのご発展を心からお祈り申し上げております。

(社会福祉法人サポートネット虹の会理事長 中原武志)

● 「ホープコネクション」5周年おめでとうございます。新聞紙上を通して毎月活動の内容をご紹介させていただいておりますが、日本語による電話相談、3ヵ月に1度のカルチャースクールと、日本人のオーストラリア生活充実のために尽力されている姿は、まさにコミュニティーの誇りです。5年前と比較し日本人の当地の生活もそれに伴ない、相談内容も変わってきたことと思いますが、今後とも私たちの心のよりどころとして、末長く続かれることをお祈りします。(「サザンスカイ」新聞)

● ホープコネクション発足5周年、おめでとうございます。

 様々な理由で、海外生活をする人の数が急激に増えました。それだけに色々な問題も増えてきています。悩みを抱えて困っているとき、日本語で匿名で相談できるところがあるのは何と心強いことでしょう。

 オーストラリアには様々なボランティアがあり活発に活動しています。そこに住む私たち日本人の中にも、ホープコネクションというボランティアのグループがあり、5年間継続しているというのはとても心強いことです。ボランティアをされている方々のご苦労も多いことと思いますが、きっとやりがいのある活動だと思います。これからも益々発展されることを願っています。また、微力ですが協力させて頂く機会をつくって下さったことをうれしく思っております。(ユーカリニュースレター編集発行人 スペアーズ 洋子)

● この度、ホープコネクションが設立5周年を迎えられたことを、心よりお慶び申し上げます。

 ホープコネクションは、96年8月非営利団体としてヴィクトリア州に登録されるや、電話相談を開始され、生活の中でどうしてよいか分からない人々、相談相手が居ない人、悩み事を誰かに聞いてもらいたい人の為に献身的に支援活動をされ、多くの邦人を励まし、助けてこられました。しかも、会員の皆様は、個人の生活を犠牲にしてボランティア活動に情熱を燃やされている訳で、それだけに私としてもただただ頭のさがる思いです。

 貴団体の5周年設立記念のこの機会に、ホープコネクションが今までなされた邦人社会に対する貢献に対して、僭越ながら総領事感謝状を贈呈し、会員の皆様のご尽力に感謝の意を表したいと思います。この程、離任となった為直接お渡しできないのが心残りです。

 私は6月8日に当地を去りますが、今後とも会員の皆様の一層のご健勝と、会の更なるご発展をお祈り申し上げます。(在メルボルン日本国総領事館 (元)総領事 現在グアテマラ日本国特命全権大使 上野 景文)

● ボランタリー活動をしていると、口にする人は多いけれど、実際に手を出してくれる人は思ったよりも少ないという実感を味わうのではないでしょうか。とにかく、5年間良く頑張ってこられました。

 私も新しい活動を始めた時、本当に続けられるかなと心配になり、ある人にそのことを話すと「一人でも始めれば、必ず誰かがついてくるよ」といわれました。そして本当についてくる人が現れています。どうしようかと迷う時、いつもこの言葉を思い出します。どうぞ次の5年を目指して、頑張って下さい。(全豪ネットワーク・シドニー日本クラブ福祉委員長  保坂 佳秀)

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ニュースレター 17号

January 21, 2020 by s9810758 Leave a Comment

ホープコネクションからのご挨拶

 暑かった夏もようやく過ぎ去りました。雨量も少なく、水不足が心配されます。これらの気象傾向が「地球温暖化」現象かどうか厳密にはわかりかねますが、消費中心の「第一世界」に住むわたしたちのライフスタイルへの警告と思うのは考え過ぎでしょうか。急激な工業化による公害、戦争による環境破壊など20世紀で深刻化した問題はそのまま今世紀に持ち越されました。「持続可能な発展」、「国の安全保障」から「人間の安全保障」へという考え方が、地球規模の問題への「オルターナティヴ」として、ますます現実味を増してきています。わたしたちが個々に抱える問題も、こうした背景と無縁ではないでしょう。

 前書きがやや長くなってしまいましたが、日本では、3月、4月は卒業、入学、異動のシーズンとなります。メルボルンに転勤となって来られる方、あるいは留学、研究等で来られる方が多いのではないでしょうか。ホープコネクションではこの時期にいらした方々のために、毎年5月のカルチャースクールは、「新来豪者セミナー」を開催しております。早く、スムースにメルボルンでの生活に溶け込んでいただこうと、実際役立つ情報を盛りだくさん用意してございます。セミナーの詳しいご案内は最終ページをご覧ください。

 わたくしどもの活動では、ネットワーク作りにも力を入れております。新企画としまして、今号ニュースレターより、随時他団体の紹介もいたします。こうした団体とも協力関係を築き、よりよいサービスの提供を目指しております。今回は、シドニーで活躍中の「ケアネット」(代表、保坂佳秀氏)さんを取り上げます。

オーストラリアの移民法・ビザについて

日豪サポートサービス 加茂前 千代

 去る2月17日(土)ホープコネクション_カルチャースクールにて日豪サポートサービスの加茂前千代さん(移民代理申請人 登録番号 0100818)より標題についてお話をしていただきました。また当日はERSKINE RODAN & ASSOCIATES BARRISITERS & SOLICITORSの移民法専門弁護士 Christine J. Rodan さんにも御参加いただき、詳しい質問にお応えいただきました。以下の記事は、加茂前千代さんが当日のお話を中心にまとめられたものです。

 オーストラリア国籍を持たないオーストラリア住民は全て何らかの形でオーストラリア移民法の制限を受けています。しかし、オーストラリア移民法は改正が頻繁に行われ、複雑化されることもあり、把握しにくい法規といえるでしょう。今回のセミナーではオーストラリア移住を希望する日本人の多くが、申請対象とするビザカテゴリーを紹介しました。

配偶者移住(Spouse/ De Facto)

 配偶者移住プログラムにより、オーストラリア国籍または永住権保持者、そしてオーストラリア永住資格を有するニュージーランド国籍保持者と婚姻、婚約そして同棲関係にある者は永住権の取得が可能である。ここで「配偶者」とは、スポンサーもしくは指名者 (オーストラリア側)の夫、妻、内縁関係の相手を指す。ディ・ファクトで申請する場合は、申請直前の12ヶ月間内縁関係が存続していなければならない。オーストラリア国内外を問わず配偶者として永住権を申請する場合は、2段階の審査過程をもって決定がなされるが、申請は1度だけとなる。

 オーストラリア国外で申請する場合は、第一段階として配偶者(仮)ビザを申請し、次段階で配偶者永住ビザの申請となる。国内申請の場合は、第一段階で配偶者一時滞在ビザ、次段階で配偶者永住ビザとなる。審査過程のどちらの段階においても、二人が真正な配偶者としての関係を保持しているか移民局の主要な審査基準となる。申請者の扶養家族(子供や老齢者など)も、配偶者移住申請に含まれる。配偶者移民ビザの申請料は1075豪ドルである。

婚約者(Fiance(e)s)

 オーストラリア側婚約者と結婚予定の海外在住申請者は、Prospective Marriage (結婚見込み)ビザを申請できる。同ビザは発給日から9ヶ月間有効で、この期間内にオーストラリア入国、結婚そして永住ビザの申請をしなければならない。これらの条件を全て満たすと申請者には配偶者一時滞在ビザが交付され、それから2年後に関係が継続していればその時点で配偶者永住ビザが交付される。一時滞在ビザでオーストラリア国内にいる者は、婚約者ビザを使い滞在期間延長を申請することはできない。この状況に対応できるビザカテゴリーはない。スポンサーそして指名者は、オーストラリア国籍または永住権保持者、そしてオーストラリア永住資格を有するニュージーランド国籍保持者で18歳かそれ以上でなければならない。

技術独立移住(サブクラス136)

 このビザを取得できるのは、特定の分野において熟練し、オーストラリアでの高い雇用機会を見込まれる技能を持つ人物であり、オーストラリア経済に貢献できる者である。その技能がオーストラリアの水準に見合うかどうかの審査も必要となる。申請者は、45歳未満であり一定水準の英語能力を有することが求められる。

申請における基礎条件

・年齢  申請時に45歳未満であること。

・英語能力  オーストラリア国内で仕事が充分にできるレベルの英語能力が必要である。実務英語、具体的には英語能力試験IELTS(International English Language Testing System) の各項目(文章力、読解力、聴解力、会話力)で少なくとも5点以上取得することが要求される。英語能力が直接関係する職種の場合には、技能審査においてより高い英語能力が必要となる。

・資格  高等教育機関(大学や専門学校など)を修了した者であること。(職種によっては、その分野での十分な職歴での代用が可。)また申請者の指名する技能職がオーストラリアの当該職業認定審査機関で評価されなければならない。

・指名する職業  申請者は自分の技能や資格に見合った職業を指名することになるが、その職種が移民規定の技能職一覧に載っていなければならない。一覧にない場合は、申請不可。

・実務経験 申請者の職業が技能職リストで60ポイントに相当する場合、ビザ申請の直前18ヶ月の間に12ヶ月以上の実務経験が必要となる。40か50ポイントの場合は、ビザ申請の直前3年の間に2年以上の実務経験が必要になる。また職種によっては、技能認定のためにより長い期間の実務経験が必要条件となることもある。

・オーストラリアの資格取得者への免除申請者がビザ申請の直前6ヶ月以内にオーストラリアの資格や学位を取得した場合、実務経験は免除となる。この6ヶ月期間は資格・学位取得のための教育活動完了日からであり、資格・学位授与日からではないことに留意。

ポイントテスト

 この独立移住ビザでは各審査項目においてポイントが設定されており、申請者は最低110ポイントが必要となる。審査項目には、技能、年齢、英語能力、実務経験、高度需要職種、オーストラリアの資格・学位、配偶者の技能、ボーナスポイントとして指定言語での能力や国債投資などがある。

 また申請者かその配偶者にオーストラリア国籍または永住権を取得した近親者がおり、スポンサーになれる場合は申請者にボーナスポイントが与えられる。この条件下では2つのビザ取得方法があり、それぞれ「技能―特定地区居住スポンサー」、「技能―オーストラリアスポンサー」となっている。一般に申請者は健康診断と性格適正審査を受ける必要がある。

申請料は1075ドルである。

 申請はオーストラリア国外での提出・審査となるが、申請者はオーストラリアの職業認定審査機関から該当技能の審査を受けなければならない。

 時間の関係でその他のビザカテゴリーまでカバーできなかったが、オーストラリアで退職後の生活を送りたい55歳またはそれ以上の人対象の退職者(サブクラス410)、事業主や幹部役員、投資者が海外から申請できる事業技術移住、国内の労働市場では発掘できず、且つ既存の訓練プログラムでは育成不可な高度な技術者を多国籍の人材から採用する雇用主指名制度(ENS)などもあり、個々の状況、経歴、才能に最も合致したビザカテゴリ―で申請するのが最も有利であり、信頼できる法律家に相談する事が大切である。

ここに記されました全てのビザ情報は一般的なガイドラインで、各ケースによって該当するビザ、その他の詳細が異なりますので複雑なケースは信頼できる法律家の助言や補助を受けられることをお勧めします。なお、このビザ情報はERSKINE RODAN & ASSOCIATESによって提供され全て2001年2月8日現在の移民法を基にしたものです。

日系コミュニティー団体のご紹介:シドニー日本クラブの「ケアネット」

 本号よりオーストラリア内で活動されている日系団体(非営利)をご紹介します。特に私どもの活動と連携、協力などで接点が持てる団体に登場していただきます。今回は、高齢者の日本人にボランティア派遣などのサービスを行っている「ケアネット」を組織された保坂佳秀氏にご紹介の記事をお願いしました。

 シドニー日本クラブ(JCS)は1983年に創設されましたが、当時技術移住者の来豪が続いたことから、これらの新移住者の受け入れ態勢を整えることと、いわゆる戦争花嫁さんの高齢化に備えることが主な目的でした。

 10年ほど前に、NSW州でナーシングホームに入居している日本人が3人居るとの調査結果が出たので、詳しく調べたところ、一人は多分亡くなったらしくて詳細不明、一人は日本語を話す中国人、一人は家族が面倒を見ているのでお構いなくとのことで、具体的な行動はとれませんでした。

コミュニティ・ビジター

 この時の調査で、NSWクラスタリング・プロジェクトのマネージャー Mrs Grace Leeと知り合い、その後日本人がナーシングホームに入居をすると、クラスタリング・プロジェクトのコーディネーターから連絡が入り、コミュニティビジターのボランティアを始めることになりました。

 コミュニティ・ビジターとは、ホステルやナーシングホームに入居をしている人の希望で、同じエスニック・コミュニティから定期的に訪問をして、入居者が社会から隔離されて、孤独になることを防ぐために設けられた、連邦政府の施策です。

 現在シドニーでは、4人の入居者に4人のボランティアが対応しています。一人の入居者に一人が担当をします。

ホットライン

 前回1996年の人口統計で、シドニーには当時65歳以上の日本人が200名ほど居ることが分りました。 ビザの関係で、80歳以上の方は非常に少ないことも分っておりましたので、今後急速に福祉ボランタリーの必要が高まると予想をして、JCSの中に福祉委員会を設け、ケアネットとしてホットラインの電話受付を始めました。現在17名のボランティアが、シドニーを4地区に別けて受け持っております。

ホームビジター

 一人暮らしの方が、一人で生活を続けることが困難になると、高齢者施設(Residential

Aged Care Facilities)に入居をすることになるのですが、現実問題として、ウエイティング・リストがあって、中々入れません。政府としては、予算を切りつめるため新設の施設を許可しないで在宅サービスに力を注いでいますが、家にケアをする方が居ない場合は本当に困ってしまいます。これに対応するため、今年度からケアネットでホーム・ビジターを始めました。ボランティアの方に、希望者の家を定期的に訪問して頂いて、色々な相談に乗ります。高齢者には、英語の不自由な方が多いので、ACAT(Aged Care Assessment Team) との交渉や医者、ホームケアサービス、訪問看護などの機関との連絡に当ります。

 依頼者が施設に入居した場合は、引き続きコミュニティ・ビジターとしてサポートをします。

ボランティア・バンク

 時間的に制限があるけれどボランティアを希望する方には、ボランティア・バンクに登録をして頂いて、必要に応じてご都合を伺いながら協力をして頂いています。

クラスタリング(Clustering)

 既設のホステルやナーシングの中に、同じエスニックの入居者が3人以上集まりますと、クラスターとし

て認めてもらうことが出来ます。現在シドニーに、オーストラリア唯一の日本人クラスターがあります。

 クラスターになりますと、施設管理者との話し合いで、スタッフに入居者の文化背景(食べ物や宗教など)の講習をして理解を深めてもらったり、日本人のスタッフを採用してくれるように働きかけることが出来ます。日本人は数が少ないので、独自の施設を持つことは極めて困難でありますので、このクラスター施策を有効に活用したいと考えております。

月例会

 毎月、第二土曜日の午後1時から3時まで、カウンシルの部屋を借りてワークグループ・ミーティングを行っています。最初の一時間は、ボランティア同士の打ち合わせで、各自の担当している依頼者の状況に付いて意見交換を行います。問題があれば皆で相談をして、解決法を探します。後半の1時間は、ボランティアのトレーニングです。

 福祉のボランティアは、台風や地震災害のような一過性の活動と違って、依頼者の相談に応じられるような専門的な知識が必要ですし、何年にも亘る長期間の人との関わり合いがあります。従って、ボランティアも日ごろからオーストラリアの福祉システムや機関との対応の仕方、痴呆症に対する理解や、対人関係の知識を貯えておくことが必要です。

 ボランティアを希望する方は、まずトレーニングに参加をして頂いて、ボランティアに付いての理解をして頂いています。

ボランティアの基本的な心構え

 ボランティアは、福祉の専門家ではないので、依頼者のお友達と定義をしています。依頼者は、困った時にはお友達に助けを求める積もりで、ボランティアに連絡をして頂きます。ボランティアは、依頼を受けたら、お友達に接する気持ちで、できる限りのお手伝いをします。

 依頼者のプライバシーを守るために、依頼者の個人情報はボランティア同士で必要な時以外は守秘義務を守って頂きます。

 以上がシドニー日本クラブで現在行っている福祉活動の概要です。

詳細に就いては、全豪ネットワーク・ホームページの「高齢、障害者福祉情報」をご覧ください。

http://ozemail.com..au/~camellia/JCA.htm

国勢調査(Census)に協力しましょう

 来る2001年8月7日(火)に、5年に一度のオーストラリアの国勢調査であるCensus が行われます。オーストラリア国民だけでなく、この日にオーストラリアにいる全ての人についての調査です。したがって、永住者や留学生・駐在者などの一時滞在者はもとより、旅行や出張などでたまたまその日に滞在している人にも記入してもらうことになっています。

 Census はオーストラリアの様々なところで、施策決定の重要な基礎資料になっています。是非皆さんご協力下さい。さらに詳しい情報は、以下の Census Inquiry Serviceまでどうぞ。

www.abs.gov.au/census または137 219 (英語) / 137 206 (他言語)  7月28日-8月30日

 ホープコネクション日本語電話相談でもご質問をお受けいたします。

時速50kmの速度制限の導入

 2001年 1月22日から都市部の住宅地域、家屋密集地域での運転速度制限が時速60 kmから50 kmに引き下げられました。これに関するVicRoad のホームページからの情報を要約してお伝えします。

 住宅地域の道路の制限速度が、時速60 kmから50 kmに引き下げられました。家屋密集地域の制限速度表示のない道路には、すべて時速50 kmの制限速度が適応されます。制限速度が50 kmを越えるかあるいはそれより遅い場合にはこれまで通り速度制限が表示されます。高速道路、幹線道路、その他の主要道路にはこれまでと同様の方式で速度制限が表示されます。

ある道路について制限速度が定かでない場合、「速度表示がなければ、制限速度は時速50 km」と基本的には考えて下さい。また、特定の道路の制限速度に関する情報は、その地域の local council に問い合わせて下さい。

 違反した場合には警察によって摘発されます。

 オーストラリア国内外での研究成果から、今回の速度制限引き下げによって人身事故が少なくとも10%は減少するものと見込まれています。その他、騒音や排気ガスの減少による住環境の改善も期待できます。

 都市部の道路で速度表示がない場合は、50 kmが制限速度です。今回の改訂についてのさらに詳しい情報は、VicRoad 1300 306 745 にお問い合わせ下さい。

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ホープ・コネクション Inc. はオーストラリアに住む日本人の生活を支援するこ とを目的として新たに設立された 非営利・非宗教の社会福祉団体です.保持してい るビザの種類に関係なく,すべての日本人を対象として社会福祉サービスを提供しよ うとする当地では最初の団体です. ホープ・コネクションの沿革ホープ・コネクション Inc. は1994年に当時メルボルンに滞在していた精神科医に よって設立された 「オーストラリアに住む日本人のメンタルヘルスを考える会」とい … 続きを読む

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